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【シン・卯月絢華のシネマ馬鹿】Vol.10 ミッション・インポッシブル:デッドレコニング PART ONE

原題 Mission : Impossible DEAD RECKONING PART ONE
見に行った場所 TOHOシネマズ西宮OS
フォーマット MX4D字幕(字幕翻訳:不安と不信頼の戸田奈津子
個人的評価 ☆4.2(Filmarksでの個人的評価)


イントロダクション

『シネマ馬鹿』の10本目を華々しく飾るのはやっぱりトム様!

『ミッション・インポッシブル』シリーズ第7作にして完結編。そして前後編である。予告を見た時点で「あんな崖から飛び降りてトム様大丈夫???」となるがまあいつものことである。
今回のイーサン・ハントのミッションは「人間の記憶を書き換えられる兵器の奪還」。しかし、そう簡単にミッションが成功する訳では無い。イーサンの過去を知る凶悪な敵の魔の手が迫ろうとしているのだ。
果たして、魔の手を振り切りイーサンはミッションを成功させられるのか!?

あらすじ

ロシアの原子力潜水艦がハッキングによって爆破されるという事件が発生。
原子力潜水艦の中には、最新鋭のAIが積まれており、ハッキングの原因はAIの暴走によるものだった。
AIを起動させるには2つの鍵が必要で、1つはイーサンの仲間であるイルサが持っており、もう1つは行方知れずだったのだ。
鍵を捜すイーサンは、アブダビの砂漠の中で瀕死のイルサと出会う。イルサから鍵を受け取ったイーサンは、アブダビ空港である女性と待ち合わせをする事になった。しかし、女性が持っていた鍵は偽物。イーサンは嵌められてしまったのだ。
ローマでもう1つの鍵の行方を追う中、イーサンはガブリエルという男性と接触するのだが、彼こそが一連のミッションのターゲットだったのだ!
「イーサンのすべてを知る」というガブリエル。そして、ガブリエルは鍵とAIを使って世界を掌握しようとしていた。
最悪の未来を阻止すべく、イーサンは最後にして最大のミッションに挑む!

個人的な感想

予告編で散々擦られているバイクで飛び降りるシーンはクライマックスの1シーン。予告で「トム様大丈夫?」となって本編でも「トム様大丈夫?」となるのだが、トム様なので死なない。それだけは保証できる。
ルーサーやベンジーといった過去作のキャラクターもいい味を出している。特に今回はベンジーの活躍がイーサンの生死を分けることになる。
AIの暴走やロシア危機といった最近の世相も上手く取り入れており、特にロシア危機に関しては本作のクランクインが2020年である事を考えると預言者レベルである。ドンピシャ。

誤訳はともかく戸田奈津子女史がご存命のうちにPART TWOを撮影してほしいのだが……ハリウッドのストが長引いているのでどうなるのかは分からない。(とはいえ本編前に日本向けにメッセージを寄せているのだが)一刻も早くPART TWOを見させて欲しいところ。

ネタバレ注意

※ここから先はネタバレを含みます
鍵をガブリエルから奪還して物語は終わるかと思ったら……終わらないのが前後編商法の功罪。(ちなみにこの時点で2時間40分)
イーサンが向かう先は深い海の底に沈んだ原子力潜水艦である。果たして、彼はAIの暴走を止めることが出来るのだろうか? 恐らくPART TWOは潜水ミッションがメインになると思われる。
そして、鍵の本来の持ち主でスリの天才であるグレースは意を決してIMF入りをすることになる。彼女とイーサンのバディにも注目したいところ。

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