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芍薬のお手入れの季節

1.秋の芍薬の手入れ

芍薬と牡丹

芍薬はボタン化ボタン属の多年草です。

4月に咲いた芍薬

花が類似しているボタンもまた同じ科目に属しますが、
芍薬が草本であるのに対し、
ボタンは木本です。


芍薬の種類

芍薬は主に3つの種類に分けられます。

①和芍薬
日本に渡来したのは平安中期と云われておりますが、
日本では江戸時代に盛んに交配されて
生み出されたものがあります。
翁咲(おきなざき)と呼ばれる多弁のものや、
一重咲のものなどさまざまです。

翁咲きの和芍薬
翁咲きの和芍薬


②山芍薬
日本各地の山間部にみられる野生種です。
一重咲きのワングリとした花を付けます。
こちらは白と紅があり、
いずれも、
結実して秋を迎える頃に真っ赤に熟れた実が美しく
茶花として珍重されます。

白花山芍薬
白花山芍薬
紅花山芍薬
山芍薬の実


我が家の芍薬

私が育てている芍薬は
洋芍薬といわれるもので、
今年はたくさんの花を付けてくれました。

5月の芍薬
5月の芍薬


10号鉢で育てていますが、
今は葉が茂っている状態です。
咲かなかった品種もありました。

10号鉢の芍薬


2.秋以降の手入れ

秋に行う手入れをまとめてみました。

①鉢の土を中耕する

根の状態なども確かめておき、
2〜3年に一度は植え替えを行います。
私は去年行っているので今年は植え替えはしません。

②土を足す

水撒きなどで土が減っているので
土を足しておきます。

減った土を足す


③肥料を与える

葉が元気なうちに固形肥料をしっかりと与えます。
私はバイオゴールドオリジナルという肥料を
鉢の隅に10~15粒ほど置きます。

ブレンドした土と肥料
肥料を鉢に置いた様子

 

④植え替え・株分

ちょうど今の季節が適期です。
赤玉土や鹿沼土、改良剤、堆肥などをブレンドして
水捌けの良い土に植え替えます。

株分もこの時期に
地下の芽3〜5芽くらいに分けて植えます。


秋の手入れは
9月から行える作業ですが、
最近は気温が高いので
来年の花を咲かせるための
根の活動が抑え気味のようです。

夜が涼しく感じられるようになったら
作業開始の目安と私は考えています。

しかし、この作業を行える適温である日数は
ここ数年は短くなっているような気がします。
秋が短くなっているということなのでしょうかね。

タイミングを逃すことなく
作業を行うようにしなければなりませんね。

美しい芍薬の花、来年は是非とも
お庭のお仲間に加えられては如何でしょうか。

庭の芍薬たち

驚くほとたくさんの品種が出回っておりますから、
ネットなどで写真を検索してみてください。


最新版youTube動画

ここ数日は台風の影響で雨続きでした。
とても寒い日もありましたね。

この週末のお休みは
しばらく庭に出られなかったので
落ち葉などの掃除も大変そうです。
頑張らなくちゃ

本日も最後までお聞きいただきありがとうございます。

どうぞ有意義なガーデニングライフを
過ごしてまいりましょう。

cat rosesの庭より
パーソナリティーは
cat roseでした。

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