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今週の花 「葉牡丹」


 

1.  葉牡丹

葉牡丹はアブラナ科アブラナ(ブラシカ)属の多年草です。

ハボタン

花を楽しむというよりは
冬に色付く巻葉が美しい植物です。

耐寒性は比較的強めで、耐暑性も強いです。
葉牡丹は花が開くように葉が結球するタイプと
結球しないタイプがあります。

葉形は

①縮緬系

縮緬系葉牡丹

②丸葉系

丸葉系葉牡丹

③切れ葉系

切れ葉系葉牡丹

などがあり、
地域で作出されたものには地域名が付いているものもあります。

草丈は10~80cmほどで種類によって異なります。
丈の高いものは植え付けて2年目以降のものが多く
2年目は茎の頂点や脇目を出して葉が付きます。

大変育てやすく冬の彩りとしては
育てやすい植物です。

葉牡丹の葉が色付く10月頃からは
肥料が多くなると色づきが悪くなります。
土に残肥が残らないように
液肥を与えるのが良いと思います。

春になると虫がつきやすいので
注意しています。

土壌は中性から弱酸性を好みます。


2.  葉牡丹で寄せ植え作り

葉牡丹は色も形状も豊富なので、
この時期の寄せ植えにはとても向いていると思います。

同系色でまとめてみるのも良いですし、
アリッサムやシロタエギクなどと合わせても
華やかな作品が出来上がると思います。

アリッサム・ビオラ・葉牡丹
葉牡丹・シロタエギク・ビオラ・アリッサム

他の植物とも合わせやすい葉牡丹。
ダークな色合いやアンティーク調の色合いのものを加えると
一層お洒落な雰囲気を醸し出してくれると思います。

ダークな葉牡丹
アンティークカラーの葉牡丹

葉牡丹を寄せる時のポイント

 ①高さ(20cm前後)を出す寄せ植えの場合  

 葉牡丹は茎先に葉が巻くので
 高さを出したい時は地際付近の茎周りに花を添えると
 豪華に仕上がるでしょう。
 アリッサムはお勧めです。

ライスフラワー・段咲きプリムラ・スカビオサ・ビオラ・葉牡丹

 ②リースのように隙間なく植え込む場合

 リースを作る場合には
 植え込む植物の高さを一定にした方が
 綺麗に見えるので
 葉牡丹の茎を
 ある程度、土に植え込んでしまうと
 仕上がりに影が無くしっかりとしたリースに仕上がります。

葉牡丹のリース

 ③大鉢に植え付ける場合

 大きな鉢の寄せ植えでは中心部分を高く
 鉢の縁に向けてなだらかに低く植え込むと
 安定感のある重厚な仕上がりになります。

大鉢の寄せ植え


冬のお庭でもっと葉牡丹を楽しんでみては
いかがでしょうか。

本日のお話はここまでとさせていただきます。

寒い寒い日がとうとうやって来ました。
冬といえば例年はこんな日がもっと以前から続いていましたよね。
今までが暖かかったので
この北風が身に染みております。
どうぞお風邪など召されませんように

Cat rosesの庭より
パーソナリティーは
cat roseでした

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