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ガーデナーがアーティストになる季節

冬の庭は白いキャンパス


 

昨年の庭を思い起こしてイメージを作る

花壇に花が少なくなる冬は
これからどのような庭づくりをしていこうか
考えるのにとてもいい時期です。

私は去年の植栽を振り返りながら
今年のイメージを考えています。

山野草の花壇   2023.5
ブロック花壇の様子 2023.5
久留米ツツジと多年草 2023.5
大鉢の寄せ植え 2023.2



毎日時間を変えて庭を歩いて
日照の様子や空気の動きを観察しています。

鳥たちの餌やりと庭の観察 2024.1

全体的に見て大型の植物の配置を決めます。
貴重な日差しがどの植物にも当たるように考えながら
植物を頭の中に置いていくのですが、
これは事のほか楽しい作業です。
何せ
想像の世界ですからね。
美しい光景が広がり放題です。

少しでも想像と一致するように
試行錯誤の日々が始まるわけです。


イメージの花壇が作るための準備

全体の雰囲気を掴んだら
それぞれの花壇で具体的な植え込みを考えていきます。

花壇を植え替えていく時には
土壌改良や、中耕、少なくなった土を足すなどの作業も加えながら
増えた多年草の株分けなども行って改めて植え付けていきます。

花壇の土壌改良 2024.1

今は購入した苗と増やした苗の割合は
半分くらいずつになっていますが
この春の花たちを迎える前に、
多年草の株分けや移動は済ませておき
間に加えていくように計画しています。

大株のジキタリスの株分け 2024.1
株分けしたジキタリスの植え付け 2024.1

漠然とした計画も一つ一つの花壇や、
エリアがある程度形になってくると
また次の展開が見えてくるのかなとも
思っています。

しかし出会いというものもあるのでね、
迎えるつもりがなかったのに
手元にいるな〜という植物も出てきますから

花壇のエリアには少々
余白を持たせておこうと考えています。

交配用の花壇と夏越し苗の花壇 2024.1
クリスマスローズの鉢を掘り上げた後の花壇 2024.1

それぞれの花壇についてのお話も
いずれできたらと思っております。
山野草の芽吹きも間も無くです
楽しみなことが多い早春になりそうです。

ナルコユリ 2023.4
コアツモリソウ 2023.3


皆さんはどんな植栽を考えていらっしゃいますか。


冬の花 寒梅

春先駆けの花。
というと皆さんは何の花を思われますか?

私はやはり梅の花です。



梅はもう少し暖かくなると枝いっぱいに咲いて
それは見事ですね。
花付きが良くても木の造形を見てとるこことができるのも
この花の美しさを引き立てているのかもしれません。


今の時期にたった一輪、ほころび咲く梅の花を
ご覧になったことがあると思います。

そのなんたるや
気丈な姿は気高く美しく感じられます。
ピンと張り詰めた空気の中で
それに出会った時には
背筋が伸びる思いがします。

寒梅とはそんな梅の花を指す言葉。

日本のことばは
たった一語の中に
奥行きの深い意味合いと情景を想像させるものが
詰まっているとつくづく感じます。

本日はこの辺で失礼いたします。


次回の放送予定

このラジオでは
皆様からのお便りをお待ちしております。
次週のラジオ内でご紹介
お名前は概要欄でご紹介させていただきます。

次回の放送は
レギュラー放送「ガーデニング 園芸歳時記」は
1月31日水曜日12:00からとさせていただきます。

そして
準レギュラー放送は
1月26日  金曜日20:00からを予定しております。

X(旧Twitter)、noteからお聴きいただけます。
本日もお聴きいただきましてありがとうございます。

どうぞ皆様、
有意義な1日をお過ごしくださいませ。

cat rosesの庭より
cat roseでした

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