見出し画像

今週の花 「セツブンソウ」



1.  セツブンソウの花

セツブンソウは
キンポウゲ科セツブンソウ属の多年草球根山野草です。
学名を「エランティス  ピンナッティフィダ」という
舌を噛みそうな立派な名前が付いていますが、
これはセツブンソウの葉の形状が
鳥が羽根を開いたように見えることが由来とされています。

セツブンソウの葉

セツブンソウは草丈が10~15cmと小さく
開花はちょうど節分を迎える頃の2月〜3月で
今年は我が家ではここ2〜3日で一気に蕾が上がりました。

一気に芽が上がった節分草

耐寒性、耐暑性はそれなりで
春に花が終わると地上部は枯れます。
夏は涼しい場所で乾かし気味に管理します。

土壌は弱アルカリ性で
植え付ける時には石灰を混ぜるか
小粒の軽石を加えると発育が良くなります。

2.  春先駆けの山野草セツブンソウ

私の庭で育てている春の山野草の中で
今年一番に咲いてくれたのが
セツブンソウです。

白い5片の花弁に見えるのは萼片で、
実際の花はその内側にある黄色い突起状のものです。
さらにその内側にある紫の部分が雄蕊
中心に雌蕊があります。

キンポウゲ科の植物はクリスマスローズなどもそうですが
美しく開く萼片を花と見立てて観賞されます。

セツブンソウと呼ばれる植物には

キバナセツブンソウ(エランティス・シリシカ)

があります。

キバナセツブンソウ

セツブンソウよりも少し花が大きめで艶やか、
花に丸みがあります。
その他にも黄色い花を付ける品種同士を掛け合わせた品種が
出回っていますが総じてキバナセツブンソウとして
流通しているようです。

日本の品種としてはセツブンソウのみですが、
旧暦の節分の頃にいつの間にやら咲き始めることから
呼ばれるようになりました。

同じ時期に咲く山野草に

バイカオウレン

があります。

バイカオウレン

バイカオウレンは
キンポウゲ科オウレン属の多年草山野草です。
梅のような花を付けることから名付けられたそうです。

同じキンポウゲ科の植物ですが、
セツブンソウには花と花茎の際に苞葉という葉があるのに対し
バイカオウレンにはありません。

美しい春の山野草の中でも
先駆けて咲くセツブンソウや、バイカオウレン。
皆さんも育てて見てはいかがでしょうか。

本日のお話はここまでとさせていただきます。

この週末はお天気も良さそうですね。
ガーデニング日和になりそうです。
楽しい週末をお過ごしになられますように。

Cat rosesの庭より
パーソナリティーは
cat roseでした










いいなと思ったら応援しよう!