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読書―ストロガツキー<路傍のピクニック>

映画<ストーカー>を見てからの、原作読了

映画の感想はこちら
※この記事も映画の方も、しれっとネタバレしますので、気になる方は読まないでください。


いやいや、笑ってしまう位、別物でした(笑)

今のコミックや小説原作での改悪騒ぎがバカバカしくなる潔さ

もちろん、原作者が脚本を書いている事から、どちらもオリジナルと言う事はあるけれど…


映画の方は、ゾーンや異文化自体が存在しないかも?とすら思わせる作りなのに比べ、小説はそんな雰囲気なのは中盤まで

きっちりSFしているので驚く

不可思議現象も遺留品ももりもり出てくるし、それを不用意に扱っての惨劇も起きまくっているし、それについての研究や解釈も出てくるし、とても楽しい

こちらの切り口で読んでもとても楽しいやつ、SFオタク的にはぜひ映像化して欲しいけども、はちゃめちゃにグロいだろうなーとか(笑)


そしてタイトルの路傍のピクニックの意味が分かり、またもSFらしさににやにやする

異星人、DQNじゃん!
でも居そうでウケる、容易に想像出来る(笑)


うーん、どっちも好きだけど、映画を見て、たっぷり難解さを楽しんでから小説が良いでしょう。

映画を見てから小説読んでも全くネタバレしないので…(笑)

そしてまた映像を見る事で、ストロガツキーとタルコフスキーの思惑がまた増えた様に見えるだろう事、請け合い
伏線をとっちらかして回収出来ないのとは違う、ずっと解釈を続けなければならない罠なので恐ろしい

小説も同じく、結局なんだか分からないまま
ストロガツキーもタルコフスキーもこのタイプなのかな、それが重なってより難解になってるのかも

うおーーーーー、分からん!楽しい!(笑)

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