【過去の日記より】

今日は久しぶりに助っ人で試合に出ました。

対戦相手には高校時代の先輩がいました。
僕が1年生だったときのキャプテン。
あこがれの先輩です。
自分に厳しく他人に厳しく。
ディフェンスの鬼で視野の広い頼れるキャプテンでした。
「全然動けないからあんまり出ないねん」
と言いつつ,
出たら現役時代を彷彿とさせる華麗なボールハンドリング&ディフェンス。
バスケを続けているとすてきな出会いがあるものです。

また、対戦相手には高校時代にマッチアップした
190cm後半のセンターがいました。
ジャンプしない相手にブロックをされるという失態を演じましたが,
(それ以外にも3回もブロックされてしまいました)
チームも勝ったのでまあよしとしましょう。

社会人の試合にちょくちょく出るようになって感じるのは,
フィジカルの差です。
筋トレをしてるかしてないかが如実にプレーに現れてきます。
普段から運動している訳でもない、
まともに体を鍛えたのはリハビリ以来,
の自分にとっては大きな壁となっています。

…思えばこれまでも各カテゴリーでいろんな障壁がありました。
中学のときはハンドリング,
高校のときはスピード,
大学ではスタミナとスピード…


壁に打ち当たったときの対処法には3つあるように思います。

1つ目は,愚直にぶつかり続けること。
かの有名な超情熱的元テニスプレイヤーはこういっています。

 「1万回目で成功するのに、9999回目でやめる人がいる。
  成功するまで続ける事が大事だ」

中3の夏,勉強も特にせず,毎日ハンドリング練習をたくさんしていました。
桜木花道がしていたダムダム練習をしたり、
ピートマラビッチのバスケットボール講座というビデオの練習を真似たり…
センターだけどガード陣には負けたくなくて一生懸命練習しました。
その結果,利き手よりも逆手の方が,レイアップもドリブルも得意になる
という逆転現象が生まれました。

しかし,苦手だった部分が,壁だと思っていた部分が,なんと長所になりました。


2つ目は,壁を回避すること。
直接的に言うと,他の強みを生かすことです。
スピードは平均を大きく下回っていましたが,
(チームで一番足が遅かったです)
体格とパワーとハンドリングで試合に出ることができました。
かの有名な超人気バスケットボール漫画でも,パワーで負ける相手に,
スピードで勝ってるからそこで勝負しろという檄がとんでいましたね。
(性格を熟知した超霊長類的主将はあえて「パワーで勝負しろ!!」
といって潜在能力を刺激し,結局あの赤毛単純主人公はパワーで勝ちましたが・・・)


3つ目は,壁を忘れること。
壁に打ち当たっていたことを忘れて,
別のことに没頭したり,気分転換をしたりすることです。
人類の発明には、元々あったものの組み合わせや,
別の分野の理論を応用したものが多数存在します。
バスケットボール自体,屋内でできる球技をということで新しく生まれたスポーツです。
ふとしたときに直接関係ないけれど,転用できることがあります。

思い出深いのは,昔ミニバス企画で山に登ったときのこと。
次の日自分でプレーして驚きました。
足の感覚が鋭くなっていることにです。
登山は常に不安定な地面との格闘です。
それを繰り返しているうちにどうやら神経が鍛えられたようです。
また,授業でピアノを練習したときには,
指先の感覚が鋭くなって,ドリブルがいつもより手に吸い付きました。


長々と書き連ねましたが,最後に一言付け加えておきます。

一番大事なのは,自分の気持ち。
どうなりたいか,どうありたいか,そのためには?
未来のために今をがんばれるかどうか。


ちなみに今回の壁は,
①で,フィジカルトレーニングと食事制限で打ち当たってみます。

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