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子どもの鬱積したエネルギー

「どうせやっても無駄」と思う


みんなエネルギーが余ってる。でも、それを発散する場所がない。どんどんたまっていく。これをいじめで発散することも・・・。
学習性無気力という言葉を聞いたことはあるだろうか。どうせ何をやっても無駄だと思って、行動(挑戦)をやめてしまう状態。これには、かます(魚)の例えがあったり、犬と電気での実験があったりする。さて、この学習性無気力感、学校に漂いまくってる。私はそう感じている。「どうせ、変わらん」って思って、みんな省エネモード。ドラマとかの生徒会長が様々な改革をして、生徒が一丸となって成長していく。あんな活発な生徒をリアルではなかなか見られない。

まずは大人が動こう

この省エネ状態を脱するには、大人が挑戦する姿を見せること。(私は、学習性無気力なんていやだから)大人が失敗を恐れずに果敢に飛び込む姿を子どもは見る。絶対に。そして、たとえ結果が上手くいかなくても、ニコニコしよう。すると子どもは、「あれ、失敗したのに元気だ。大丈夫そうだ。嬉しそうだ。」と感じる。例えに出てきたかます(魚)が、もう一度挑戦する勇気を得るためには、失敗を知らない魚を投入することらしい。失敗なんて知らないかますを。目の前の仲間が果敢に挑戦して、前に進んでる姿を見る。これが何よりの特効薬だ。

今こそ挑戦のチャンスだ

果敢に飛び込む勇気がない人に「果敢に挑戦しよう!」なんて誰も言われたくない。いくら口先で「挑戦してみろ!」「失敗は成功の元だ!」って言っても、行動が伴ってなかったら、伝わらんって。心の中で「まあ、どうせ無理だろうけど」って思ってることはすぐばれて、信頼を失うだけ。まず、自分だよ。自分。なりたいイメージがあるなら、自分もそのイメージに近づけるように、努力を惜しまない。向上心を絶やさない。大人がその姿を見せること。「失敗できない」なんて思ってたら、日々息苦しくて仕方ないよ?失敗を恐れてる姿を見せられた子どもは「失敗=悪」としか思えない。そんな価値観を植え付けられて、「生きる力」なんて何言ってんだ!って叫びたくなるよ。だからほら、今の状況なんて、教師にとって、大チャンス。いくらでも何でも挑戦できるから。だって、だれも経験したことのないことに、正解なんてない。みんな手探り。みんな同じ土俵なんだから。思いっきり今まで、貯め込んでたパワーを爆発させちゃおうよ。

褒められる経験も良い

学習性無気力は何度も何度も否定されることで起きてしまう状態。だから、褒めよう。受け入れよう。「がんばったね!」「すごい!」って。何度も何度受け入れてもらって、褒めてもらって、挑戦する癖が付く。人と違っても否定しないこと。人と違うことにこそ、価値があるのが今の世界。自分が持ってる色は人と違って当たり前。自分だけのパレットで、自分だけの色の配合で唯一無二の色になろう。思いっきり混ぜちゃえ。
歩みを止めたら、それは、後退してるってことになる。歩みを止めて、どんどん置いてかれる、下降の一途をたどる人生なんて嫌だ。大人になることは、変化をやめることでは決してない。自分で自分の変化に責任を持つことだと思う。大人になったら、褒めてもらえる機会が減るから、自分で自分をほめよう。「いいぞ」「その調子」「ちゃんと前にすすんでるよ」って。

私が発言できる場所があることに感謝します。

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