Weekly Pick UP! 2022/1/8
皆さま、新年明けましておめでとうございます。
本年もCatch Up!をどうぞよろしくお願いいたします。
さて、新年最初のWeekly Pick UP!では、食品の未来に関わるトピックを用意しました。是非ご覧ください。
1. アサヒビールと電通デジタル、合弁会社スマドリ設立
2. KFC、代替肉100%の「Beyond Fried Chicken」を全米で発売
3. カイコで世界的なタンパク質不足解消目指す
1. アサヒビールと電通デジタル、合弁会社スマドリ設立--「スマートドリンキング」を促進
2010年、WHO(世界保健機関)によって「アルコールの有害な使用を低減するための世界戦略」が採択されました。また、2015年には、国連のSDGs(持続可能な開発目標)の健康分野でも目標のひとつとして明記されるなど、 アルコールとの向き合い方はグローバルな課題として位置付けられています。
新会社では、お酒を飲む人も飲まない人も互いが尊重し合える社会の実現を目指す「スマートドリンキング」を推進するため、デジタルを中心に置いたコミュニケーション活動の設計やデータマーケティングを実施するとしています。多様な生活者ニーズの把握や理解を促進し、“お酒を飲まない、飲めない”人との関係強化や、多様性を尊重し合える環境づくりを推進する商品とサービスの展開、体験の場の創出といったさまざまな取り組みを支援する。
微アルコール商品を展開し、選択肢の充実化を進めてきたアサヒビールと、デジタルを活用したマーケティングの得意な電通との組み合わせが、「スマートドリンキング」の浸透を加速させそうです。
出典:CNET Japan Link
2. KFC、代替肉100%の「Beyond Fried Chicken」を全米で発売
ファストフード業界での代替肉の活用に、また大きな風が吹きました。
Kentucky Fried Chicken(KFC)は1月5日、植物由来の代替肉メーカー米Beyond MeatがKFC用に開発した「Beyond Fried Chicken」を10日から全米で発売すると発表しました。今回は期間限定となりますが、今後レギュラーメニューとして登場する可能性も大きいとされています。
出典:IT Media Link
3. カイコで世界的なタンパク質不足解消目指す。
Morus株式会社、栄養豊富な“カイコ原料”の研究開発加速へ
近年、世界的に“タンパク質不足”という課題が浮上しています。地球規模の課題の解決策として「カイコ原料」に着目したのが、2021年4月に創業したMorus株式会社です。栄養豊富で量産に適したカイコを活用したバイオ原料を、食や医療をはじめ飼料や化粧品などの幅広い領域に持続的かつ大量に提供すべく、研究開発を進めています。
同社は、カイコの品種改良の研究開発やプロダクト開発、採用・組織体制の強化を目的に、この度新たに5000万円の資金調達を実施し、研究開発と技術の事業化を加速させる構えです。
過去、絹・養蚕業は、日本の経済発展を支えた基幹産業でした。日本の養蚕技術および研究技術は世界的に進んでいると言われています。「カイコ原料」で世界のタンパク質不足に立ち向かえるのか、今後の活動に注目しましょう。
出典:TECHABLE Link
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