絵描きとは

絵描きとは『貴方の描く絵が好き！』そう言われるだけで〝自分が生きていて良い〟と言われた様な、まるで存在を肯定してもらえた様な気持ちになる生き物です。少なくとも私はそうです。

私は色んなタイプの絵を描きます。最近はアニメの仕事をしている事もあってキャラ化した絵が多いですが、昔は空想画がメインでした。画材もアクリル絵の具、鉛筆、油絵の具、日本画材、デジタルと色々使えます。今やっているアニメも比較的ジャンル問わず色んな絵柄の作品に参加しています。

だけどやっぱり…仕事で描く絵より、個人的に好きな絵を描いて『好きだなー‼︎』って言われる瞬間って、、嬉しい。絵描きって、繊細で単純で、変な生き物だなって思うよ。

絵ってね、その人の裸の魂が見えるのと同じだと思っています。裸を見るより、絵を見ればその人が分かるっていうか…だからいつも恥ずかしい。

だけど有りのままの自分の絵を好きになってもらうのは難しい。こういう絵を描いて欲しい。は、仕事でしてる。本当にそのまま描いて好き！って言ってくれる存在に私は今日も生かされているなぁって思います。

存在の証明、受け入れてもらえる事、生きている意味、魂ごと、コンプレックスとかも全部クリエーターは自分の作品にぶつけていると思う。きっと誰かは分かってくれるよね。