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【Besiege】きゃたばるの自動車向けマップ作り語り

みなさまこんにちは
このnoteは私がBesiegeというゲームのマップ作りについて
益体なく駄弁るだけのものです。
大した内容ではないので、
何も手につかなくてクッソ暇な時のヒマつぶしに読んでほしい。

https://store.steampowered.com/app/346010/Besiege/?l=japanese / Steam : Besiege

◆自動車向けマップとはなんぞや

私がレベルエディタで作成する作品のうち、「自動車向け」として作成されたマシンで遊んだり撮影することを目的としたマップです。
町とかサーキットとか峠とか。
言ったもん勝ちなので私のマップは大体「自動車向け」としています。

ちょっぴり飛行峠部の呪いを被って
落ち込んだりもしたけれど私は元気です。

ウソです。ノイローゼになりかけました。生涯を通して許しはしない。

◆きゃたばるの作品カテゴリ

作ったマップ直近9つ

私のマップ作品は大別すると「撮影用」「遊び用」の2種類に分かれます。
party parrotなどのマップ単体作品は除きます。

◯撮影用マップ(・・・小規模/高精細)

◯遊び用マップ(・・・大規模/簡素)
 ・サーキット
 ・峠
 ・箱庭

使用する側にとっては「撮影用」か「遊び用」か、という違いがありますが、作成側にとっても作成の方針や方法が全く異なる2種類になります。
今回は作成側視点で色々駄弁ります。

◆そもそもなんでマップなんか作るのん


(´-ω-`)モチョン


マシンを作って…
作るだけ作っても物足りない気がしませんか?
せっかく作ったマシンをバレンで撮影しても物足りなくないですか?
もっとあんな風景こんな背景あったらいいなって思いませんか?

だから作る。
自分が欲しいから作る。
マシンが存在する世界を与えればマシンに存在感が増します。
そうしてスクショの完成度も格段に上昇するのです。

あとはねぇ…

「俺の作るマップ最高やろお前らぁ!」
って図々しさ、自己顕示欲。
哀しいかな、欲に溺れた人間は醜くなるものです。
ショッギョムッジョ

◆きゃたばるのマップ作りについて総則

・見た目と処理の重さのバランスを考えて、かつ必要と考える箇所にはリソースを惜しまないこと。
 リソースはゲーム内のオブジェクト割当数や実際の作業時間や手間を指す。
・オブジェクト数は出来栄えと処理の重さを勘案して原則5000に収める。
 経験上、デフォルトのマップの広さで5000もあれば良い出来栄えになる。
 ※2.5倍~3倍尺で作った場合の話
 それに1つのマップに1万オブジェクトとかやる気が保てねぇ…
・基本的にプリミティブ、特にキューブで構成する。

◆撮影用マップ

The Diner
お寺 参道
  • 小規模

  • 神は細部に宿る

  • マシンとカメラの分のスペースを設ける

ある一定の画角において完成された風景を写し出すための小規模マップ。
小さいジオラマのイメージ。
細部の作り込みにオブジェクトを使用しても遊び用マップほど処理が重くならない。(限度はある)
一つの物を作り込むのは結構楽しいのでやる気は維持しやすいと思います。
作り込むためにモチーフにする対象をよく観察することが肝心。

◆遊び用マップ

  • 中~大規模

  • 自動車が走行できる箇所を設ける

  • それ以外は自由

自動車で走り回るためのマップです。
規模は大きめになって、世界の壁内の面積1/4~全域を使用します。
範囲が広いので単純作業が多めです。
加えて、細部の作り込みは甘くなりがちですが、そこで違和感なく見栄え良く見せられるかどうかが腕の見せ所。

◯サーキットについて

ちゃんとしたサーキット1作目「ちっちゃいサーキット」
遊び用でもみだりに大規模にする必要はない

自動車使って複数人で遊ぶって言ったらとりあえずコレでしょ。
レイアウトを考える時は適当に線を引いて始めと終わりをつなげるだけ!
簡単!

尾坂国際サーキット レイアウト案

でもいざ作るとなると道敷いたり縁石置いたり地面埋める単純作業が苦行。
道を繋げて走れるようになったり景観が出来あがっていく様が心の支え。

◯峠について

峠 1作目。忌まわしき呪いの始まり。厄災。
私の動画が飛行峠部につけ回され始めた最大の原因。

傾斜に富んだ細い道が特徴で、公道らしく標識や標示、ガードレールがあると雰囲気が出る。
道路標識や道路標示は実際の標識を観察したり、国土交通省が掲載しているpdfファイルを参考にすると丁度良いでしょう。
https://www.mlit.go.jp/road/sign/sign/douro/ichiran.pdf
植物系オブジェクトで良い感じに木々や木漏れ日を表現するとなお良し。

戌方峠 ヘアピン

レイアウトを考える時は、山と谷を先に描いて道を引いていくと現実的な山道としてまとめやすい。

戌方峠 レイアウト案 緑:尾根 青:谷 黒:道路

なにせ2.5倍尺で作ると世界の壁内の広さは800m四方ですので、これでは榛名山も赤城山も到底入らない。
その狭い中にどうまとめ上げるかは自分次第。
こっちも道敷くのと地面埋めが苦行だが達成感は大きい。

◯箱庭について

箱庭 1作目 Japanese Island

自動車向けとなるともっぱら現実の公道モチーフ。
単に箱庭といえばファンタジーなマップもアリですけど私は苦手です。
あと日本風のマップ以外は全く分からん。
ということで日本風マップについて

コレを読んでいるのはほぼ日本人のはずなので日本の街並みには馴染みがあるでしょうが、案外当たり前の物に対して人間は盲目です。
見慣れた景色をいざ作ろうとしてもなかなか難しい。

そこで、
☆日本風マップ作成の三種の神器ぃ~
 1.自動販売機
 2.電柱
 3.神社
いつぞや動画でも述べました。
「自販機置いて電柱ぶっ刺せば日本になる」

1.自動販売機
日本の自販機の設置台数的にはアメリカや欧州に劣るそうですが、居住面積や人口比で言えば世界トップクラスの密度とのこと。
情報の出典とか出しません。面倒なので。
私が適当こいてるだけかもしれません。信じるか信じないかはあなた次第。また本体の形状についても国によって微妙に異なります。
飲料やボタンのレイアウトとか硬貨紙幣の入れ口の場所など。
今後どんどん国を越えて共通化されていく可能性はありますが今現在はまだまだ差別化が可能と思っています。
ゆえに日本を表現するために自販機は使えます。(と信じています。)

左が日本 右が欧州系とか 日本でもパンとか菓子売ってる自販機とかは右のイメージ

2.電柱
電柱に関しては、現在は日本も電線地中化が進んで地上には変圧器が入った箱だけ置いてある風景が多くなりました。
しかし都市部でもまだまだ電柱は健在です。理由は知らん。
調べたら色々考察が出てくるので気になったらチェック。
電柱も日本の下町や都市郊外を表現するには不可欠でしょう。

円柱一本でもそれなりに電柱 自販機くんもデフォルメされて鎮座

電柱は倒れないように電線の張力が釣り合うように設置されていきますが、電線の終点などでは支線と呼ばれるケーブルが代わりに張力をかけます。

場合によっては柱のみの電柱を地面にブッ刺して立てかけることも。

3.神社
圧倒的日本、実家のような安心感、親の顔より見た神社
これがあれば日本以外の何物でもない。
※なお、海外にも神社があるらしい・・・

私の箱庭マップには絶対に神社がある

ここまで言っておきながら言いますが、三種の神器だけに頼ってもいいマップにはなりません。建物や道路標識なども日本感を意識しましょう。
てか神社なんかはおいそれとマップに置けるほど乱立してないでしょ。
…ちょっと家から歩けばある?う~ん神国

建物に関してはモチーフによって変化させましょう。
地域によって風土も変わりますので色々調べてみることをお勧めします。
田舎の家屋は豆腐+切妻屋根の構成がラクで、つい多用してしまいます。

切妻屋根の例

都市ならビル乱立させればイケるっしょ(テキトー)
ただ、ビルはシルエットが単調なので、それっぽく見せるには豆腐+切妻屋根よりもビルの方がオブジェクトがかさみます。
さすがにキューブを1つ置いただけでは遠景として使うのがやっとです。

遠景にならまあ…

あとは地形も重要です。
高低差があれば自動車で走っていて楽しい。
基本的には実際の街並みと地形の関係を参考にするとよいでしょう。
日本は都市部でも地形に沿った区画整備をしていることが多い印象。
都市は基本平野部に形成されていますが、平野部=平坦という訳でもなく、東京の港区や渋谷なんかは高低差が激しいので有名ですね。
そんな中でも高層ビルは建つ。建設・土木従事者方の努力の賜物です。

てか東京の地形えぐない?見てみ、大阪のつつましさ。
(上町台地から目を背けつつ)

左が東京 右が大阪 (https://www.gsi.go.jp/kankyochiri/Laser_map.html / 国土地理院)
丸を付けたところが渋谷とか港区あたり 大阪は上町台地の特異さが際立ってるなぁ

東京はもともと湿地だったと言われ(要出典)、江戸に徳川家康が入府した後に埋め立てや河川形状まで造り変えて整地されていったそうですので(要出典)あの高低差は河川の名残か、様々な苦労の末できたものでしょう…。

しらんけど

なにも市街地だからって平坦である必要は無いんだな~ということです。
都市部で高低差と言えばアメリカのシアトルとか面白いですよね。
成り立ちからして特殊かつクソ設計のグリッド区画には
ドン引き驚きを禁じ得ない。

・・・

冒頭で述べた通り、頭からっぽ、益体のない内容になりましたが
とりあえずこの辺で。
今後はもうちょっと為になるモノが書ければなぁ~。

以上、お読みいただきありがとうございました。


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