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短歌　2024年8月

梅木袱紗／黒猫幻想堂

その時に感じた気持ちがP波です。後からできた短歌がS波

涼やかな部屋で戦争映画観る私を時計の針が指さす

今すぐに消え入りたいほど辛い夜に毛布の下で泣く肝門脈

予想外の恋なんてもうないのかなバラだけ先に枯れた花束

無駄な毛と無為な時間を対消滅させるお店の白い天井

絞っても絞っても抜けない眠気スポンジボブの夏が去り行く


短歌：その時に感じた気持ちがP波です。後からできた短歌がS波 背景：万年筆のペン先のアップ写真。背景に白い紙と万年筆で書いた線
短歌：涼やかな部屋で戦争映画観る私を時計の針が指さす 背景：コンクリート打ちっぱなしの壁面の写真
短歌：今すぐに消え入りたいほど辛い夜に毛布の下で泣く肝門脈 背景：布団の上に膝を抱えて座る人の足元のアップ写真
短歌：予想外の恋なんてもうないのかなバラだけ先に枯れた花束 背景：花束のイラスト
短歌：無駄な毛と無為な時間を対消滅させるお店の白い天井 背景：天井をイメージした、白い紙のテクスチャ
短歌：絞っても絞っても抜けない眠気スポンジボブの夏が去り行く 背景：入道雲のある青空の写真


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