夢は漠然と
お菓子屋さんになりたい!
私はきっとお菓子屋さんになるんだ‼︎
幼なじみのMちゃんはお花屋さんになりたい夢がありました。
私もMちゃんと一緒にお花屋さんも併設したお菓子屋さんを作るというのがその当時の夢。
だからと言って食べ歩くほどのケーキ屋さんのない地元で、私はひたすらお菓子の本を見ながらお菓子作りに精を出していました。
しかしながら、作業行程を読むのが大嫌いだった為、お菓子作りは信じられない程下手くそでした(笑)その失敗を経験したからこそ計量、順序、材料の温度の大切さを知ったのだけど😂
ホント経験は宝ですね♡
平凡な田舎生活にも時折刺激的な出会いがあります。
それは小さい頃から通っていた教会のシスター
その方もお菓子作りが大好きで
ミサの時間より早めに出向いてシスターの部屋でこっそり開かれるティーパーティーに参加していました。
彼女が作った私の人生ではまだ見慣れないスイーツに舌鼓をうつ。帰りには長年愛用しているお菓子の本を貸してくださる。
そんな謎めいたシスターと少女の甘くて可笑しい関係が始まったり♪
はたまた地元には鶏の屠殺場がありました。
そこには外国人就労者が多く、外国人にはクリスチャンも多かったので教会で顔を合わせる事も増え、いつしかミサ後にご飯会が催されるようになったり。
当時仲良くしていたのはブラジル出身のセルジオ。(遠い記憶の引き出しにセルジオの名前がまだ残っていた事が嬉しかった!)気さくで優しくて大好きだった彼等のお土産のおやつも、超絶甘くて鹿児島の田舎では出会えないもの♡
美味しかったかどうかは忘れちゃったけど、そんな味の事はどうでもよくて、外国の食べた事もないそのスイーツに視覚、嗅覚を刺激され魅了された小学生時代。
そんなお菓子との出会いにわくわくする幸せを感じ、『じゃぁ、どうやったらお菓子屋さんになれるんだろう?』と思考は現実味を帯びて行ったのでした。
それが初めての受験を控えた中3の夏の事。
さてさて
思い立ったら準備なんてぶっ飛ばしてでも
実行したい私(本当に悪い癖💦)
進学せずにとにかく最短でお菓子屋さんになりたい!
そんな気持ちが溢れる青春時代の幕開けですσ(^_^;)
第二話もお付き合い頂きありがとうございました☺️✨
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