ADHDである私のIQがいくつなのかを明かす
ADHD検査の時にIQテストというものを行った。
IQテストとは、テストをする者の頭の能力を想定する検査のことで、wais_4という検査である。
wais_4の検査でわかる項目は大きく4つに分かれており
言語理解
言葉を用いた表現力的な能力知覚推理
主に視覚情報から物事を推理したり、記憶する能力ワーキングメモリー
記憶力や脳内で情報を操作する能力処理速度
事務処理能力
の4つだ。この4つを総合的にテストし、各能力の偏差値を評価するシステムだ。
偏差値は100が中心となっており、110〜130の間は優秀で、130以上はギフテッドらしい、
そしてADHDのIQは低いとされている。
だとしたら私のIQは恐らく低いだろう。私はADHDだから、IQが低いことが予想される。
では、私の検査結果を発表しよう。
これがADHDのIQだ。
総合のIQは103だ。
意外と普通??という意見であろう。このIQでADHDの特徴を示すことはできないが、画面下記の部分にこんな一文がある。
「4つの能力の差が大きいほど生活に様々な困難が生じる」と書いてある。
ちなみに10の差が「大きな差」の基準だ。
私のIQは言語理解が高く、知覚推理が低い。
しかもその差が38も開いている。
、、、もう一度言う、10が大きな差で、私は38離れている。
これはもの凄い生活に様々な困難が生じている事を示すのであろう。
10の差で困難が生じるのに、38も差があったら社会生活にどれほどの支障があるのだろうか。
私は自分の人生を振り返り、そんなに生きづらかったのかと思い起こすが、まぁ確かにいじめられたし、学校でも苦労したし、そんなに自覚はないが他者と比較したら波瀾万丈の人生とも言える。
他にもパーセンタイルという数字があり、これは全体の何%辺りに自分がいるのかが分かる数字だ。
例えば言語理解は93なので、これより上のIQは、7%しかいないが(自慢して良いよね??)
逆に知覚推理は14%なので、私より推理できる人が86%いることになる。強烈な劣等生だ。
しかし問題は個別の能力の高低にはない。
問題は「能力の高低の差」にある。
恐らく私の場合、どう言えば伝わるのか、相手はどんなことが言いたいのかを理解するチャンネルは強い。
しかし論理や推理、知覚情報処理はめっぽう弱い。
これはつまり要約すると「すんごいわかりやすく話すけど、論理は破綻してる」
ということだ。
これはこの社会で、特にサラリーマンとして働く点において、大変なデメリットだ。
例えば、提案書を書いたとしよう。
私の提案はいつも湯水のように思い付く。だから沢山の提案をする。
しかし、なぜその提案が良いのか?
その提案は他の方法に比べて何が優れているのか?
その提案を実施した場合、どれ位のメリットが得られるのか?
こんな事を問われると答えられない。
「そんなの、やってみれば分かるさ!とにかくOKと言って!言って!早く早く!!」
こんなことを本当に言っている。
なんて言うか、説得はできないけど、より良い未来には連れて行けるから、ほら早く決断しちゃいな!と言う感じだ。
論理とは、前文と後文の辻褄が合い続ける事が前提だ。だが私はいつも「風が吹けば桶屋が儲かる」的な、前文と後文の繋がりが飛躍してしまう癖がある。でも私目線では全く飛躍しているつもりがない。だから厄介なのだ。
一応論理に関する本をいくつか読んでみたことはある。「考える技術、書く技術」という本には
「ピラミッドストラクチャー」という論理構成の技術が書かれていた。
ピラミッドストラクチャーは論理構成の技術であり、学べば誰でも再現可能だと書いてある。
だから私もチャレンジしてみた。でもダメなんだ。理屈は分かる。主張があり、主張を支える理由が3個あり、理由を支える裏付けがある。つまりそういう作り方だ。
まずIQの低い私には、主張を支える理由が3つ思いつかない。
だけど直感的にそうした方が良いと、そう感じていることだけは分かる。
だから、理由は大概「だって、そう思ったから」という稚拙な理由がただ一つだけ思い浮かぶ。
考えてみて欲しい、部下が提案してきた理由を聞いたところ、「だって、それが良いと思ったから」と返答されたとしたら、どんな気持ちになるだろうか。
でも本当にこれが限界なんだ。これがIQ84の実力だ。
だから私の文章には多分無自覚のツッコミどころが満載だろう。そういうとこも一生治らないので見逃して頂きたい。