リモートワークや在宅勤務での仕事と子育てのバランスは? 職住近接のグッドローカル永田さんに聞いてみた
神奈川県の辻堂を拠点にシステム開発を行うグッドローカル株式会社の代表・永田優樹さんに仕事と子育ての両立について話を伺いました。
※この記事は、CASTER BIZ recruitingを運営する株式会社キャスターの執行役員森数が、ボイスメディアVoicy 『採用とキャリアと私とボイシー』で対談した放送をもとに執筆しています。
CASTER BIZ recruiting 森数(以下、森数):
今日はグッドローカル株式会社の代表、「たいしょう」さんこと永田優樹さんにゲストとしてお越しいただきました。まずは自己紹介をお願いします。
グッドローカル 永田さん(以下、たいしょう):
よろしくお願いします。2019年10月に起業し、現在は僕の地元である湘南・辻堂にて企業の開発パートナーとしてスマホアプリ等のシステム開発を行っています。
森数:
たいしょうさんは職住近接をモットーに、会社を経営しながらお二人のお子さんを育てていらっしゃるということで、本日は「仕事と子育て」について色々お伺いしたいと思います!
オフィスから保育園は徒歩1分。家族の中心で働き方を変えた
森数:
noteで拝見したのですが、以前は都内勤務で忙しい働き方だったのですね。そこから独立し地元で起業したきっかけは、なんだったのでしょうか?
たいしょう:
子どもが生まれてからずっと、家族の近くで働くスタイルを考えてはいました。会社勤めだった頃は、朝に子どもを保育園に預けて、夜に帰宅すると家族はみんな寝ている……という生活でした。
「小1の壁」もあるし、上の子が小学校に上がるまでには何とかしたいと思っていたんです。
そこで2人目が生まれ、上の子の小学校入学のタイミングが重なったこともあり「今しかない」と起業した感じですね。逆に子育てがなければ、地元に戻らずに都内でサラリーマンとしてバリバリ働いていたと思います。
森数:
働き方を変えるくらい、ご家族を中心に考えていらっしゃったのですね。仕事と家庭を両立する上で、心がけていることはありますか?
たいしょう:
とにかく子どもとの時間をしっかり確保することを大事にしています。僕と子どもだけではなく、妻と子どもの時間もです。お互いが、子どもとの時間をいかに増やすかを考えて生活しています。
たとえば僕が夜ご飯を作っている間、妻と子どもは遊べるようにするみたいな感じですね。僕が子どもと一緒にいる時間は、妻が洗濯したり掃除したりしています。
森数:
今のスタイルに変わってから、お子さんの反応はどうですか?
たいしょう:
上の子はいま小学校1年生なのですが「最近、パパ近くにいるな」ぐらいかも(笑)。
ただ、保育園卒園から小学校入学と環境の変化があるタイミングで生活スタイルを変えたので、側にいる時間を増やせたのはよかったと思っています。
森数:
普段はどれぐらいお子さんと過ごされているんですか?
たいしょう:
土日は仕事を考えずに、極力子どもと過ごしています。平日はできるだけお風呂や寝かしつけなど、一緒の時間を作っていますね。
森数:
いいですね。私も通勤していた頃は、1人だけ早起きして用事を済ませ、子どもとの時間を無理やり捻出していました。リモートワークになってからは、子どもと仕事との葛藤が減ったなと感じています。
たいしょう:
それはありますね。僕は自宅から近い場所にオフィスを借りているので、何かあればすぐに対応できます。オフィスから保育園は、徒歩1分の距離なんですよ。なので家で仕事をしつつ子どもの面倒を見たり、呼び出しがきたら保育園に飛んでいったりが可能です。
この働き方は、僕の子育てに合っているなと感じます。
森数:
子どもとちゃんと向き合えていると思えると、仕事も頑張れる気がしますよね。
たいしょう:
僕は子どものために仕事をしているようなものなので、子どもとの時間が充実すると仕事にも力が入りますね。
昔は、何のために仕事をしているんだろうとモヤモヤすることもありました。その時と比べると、今のほうがずっと健全に働いている気がします。
家庭の役割は互いの得手不得手をベースに作る
森数:
家庭内での家事分担はどうされていますか? 具体的な役割は決めているのでしょうか?
たいしょう:
得意不得意で分担している感じですね。お互いにそれぞれの不得意な分野を理解しているので、明確な役割は決めなくても自然と担当ができるスタイルです。
僕は料理が得意で、掃除や洗濯が苦手。洗濯は全部一緒に洗いたくなるのですが、それだと妻のやり方と合わないので、基本的には洗濯は妻が、料理は僕が担当しています。
それから、子育てに関して計画立ててやる物事は妻のほうが得意ですね。僕は町内会の役員を担当するなど、それぞれの得手不得手を理解してお互いのためにやっています。
森数:
役割ベースではなく、得意分野を活かす考え方なんですね。うちでも夫は渉外担当でPTA役員をお願いしています。かわりに、夫は洗濯が苦手で、ネットで洗うものを間違えたら申し訳ないということで、私が洗濯担当です。
あとは私は料理の献立を決めるのが苦手なので、夫がメニューを決めて買い物をして、私が料理を作るようにしています。
たいしょう:
お互いにルールやバランスに納得して行うのが大事ですよね。固定しないことで臨機応変に対応もできますし。我が家も、やれる人がやるべきというスタンスで役割を作っています。
仕事と家庭をあえて分けないワークライフミックス
森数:
リモートワークだと仕事と家庭の切り離しが難しいという課題がありますが、そのバランスはどうされていますか?
たいしょう:
今は、仕事とプライベートを分けるのを一切やめています。
会社勤めでオフィスで働いていた頃は、朝を家庭の時間にし、オフィスにいる間は仕事の時間、帰宅したらプライベートと切り分けていました。でも、子どもが熱を出したりなど、急な対応は発生します。
今は両方ごちゃまぜです。仕事していても急な呼び出しや学校行事にも対応するし、子どもと一緒に遊んでいても緊急の案件があればメールの返信をするしといった感じ。ワークライフミックスですね。
森数:
ミックスするなかで、気持ちを切り替えるのは大変ではありませんか?
たいしょう:
大変ですね。けれど、仕事と家庭を区切ってしまうと余計にストレスが溜まります。仕事をしないといけないのにプライベートの時間だからできない……と感じてしまう。なのでどんどん気持ちを切り替えて、いまやれることを片付けていくようにしています。
森数:
いいですね。キャスターでも同じように、求められている成果を出す前提で、自由度高く働ける状態が望ましいと考えています。
たいしょう:
僕は極論、定時の区切りはなくてもいいと思っています。
仕事が1日2時間でも、途中でプライベートの用事を挟んでもいい。定時をただ過ごして仕事を「やった気」になるのではなくて、与えられた仕事に対して成果を出すのが大事で、そうであれば定時に縛られる必要はまったくないと思います。
もちろん新入社員など、仕事の貢献に時間が大きく影響するフェーズはあります。ただ、仕事を覚えてより密度の濃い働き方ができれば、いかに価値を生み出すかが重要になってくる。今後グッドローカルに入る方には、プライベートと仕事をミックスした「自由度の高い働き方」を推奨したいですね。
森数:
リモートワークが増えてくると、就業時間にちゃんと働いているかを気にする企業さんも多いのですが、その点は成果への考え方がポイントになりますね。
たいしょう:
そうですね。キャスターさんが掲げている「リモートワークをあたり前にする」という考え方に、僕もすごく共感します。今後、仕事でより効率的に価値を発揮していくために、リモートワークや職住近接の働き方が重要になっていくと思います。
グッドローカルでもそうした働き方が可能です。働き方を変えることで、人生の満足度や幸福度も上がっていくと信じています。
森数:
グッドローカルさんでは絶賛採用中です。気になる方は、ぜひお問合せください。
▼グッドローカル採用情報
本日はありがとうございました!
たいしょう:
ありがとうございました。
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