ため息195:オーバースペックな人材
パソコンが安くなり、大手ではないメーカーから機能満載のモデルがでています。IT関連人材も同様、大企業よりベンチャーの方にスペックの高い人が集まっています。
大企業では、自分の立場を守るために全社的な仕事を増やしている輩がいます。ベンチャーには縁のない人たちです。一方、ベンチャーには「掃き溜めの鶴」のような、現状では「オーバースペック」な人材がいます。もちろん、大企業と比較すれば、基礎教育とかスケールとかでは、勝負にならず、平均点では負けるでしょう。それは、ベンチャーにはアンダースペックの部分とオーバースペックの部分が混在しているため、平均点を下げているからです。
地上で最大最強の恐竜が滅びたように、名のある大企業が次々と「チャプター11」をだして、マーケットから退場しています。恐竜は無敵かもしれませんが、生き残るためのランニングコストの絶対値が高額でした。昔のアメ車はタイヤがパンクしてエンジンが不調でも砂漠のなかを次の町までどうにか辿りつける力を持っていました。でもこれは、湯水のように使える豊富なガソリンの存在があってはじめて可能なことでした。
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