金言791:今年も残りすくなくなってきました
少し前まで、1年間に経験した辛いこと悔しいこと腹立たしいことなどネガティブな出来事を、意図して努力して忘れるようにしていました。残念ながら悪いことと同じくらい良いこともあったはずなのですが、悪の自己主張が強くて、良いことは岩陰に隠れてしまいます。
「もういい」「忘れろ」と思い出すたびに何度も言い聞かせてきました。少し退いて考えてみると、それだけ他人との接触があったということなのかもしれません。
何があっても笑顔を絶やさず穏やかな人間関係を維持している人の何人かと縁あって同じ場所で時間を共有したことは確かにありました。当時、羨ましいとは思いませんでした。いつだって、目の前の課題をこなすことに追われていましたので、自分にないものを取り込む余裕はありませんでした。
2度の大震災と何回かの大不況を運よく生き延びたおかげで、この頃は疲れを感じたら早めに休養がとれるようになりました。頑張るときは、少し頑張ります、でもその後、超回復を狙ってゆったりと休みます。
振り返れば、1980年後半から2000年前後までは頑張りました。帯状疱疹もPTSDもどきの経験もしてきました。そういうものをこの失われた20年とか30年で希薄化・風化させてきたような気がします。心が壊れていないのだから、これでいいのだと考えます。
一つの解はあります。じっとしていると潮が満ちて砂上の楼閣が崩れていくイメージです。
毎年師走になると、溜まったアナログとデジタルのゴミをまとめてデリート、記憶を最適化して新しい年を迎える準備をしてきました。今年も引き続き実行するつもりです。
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