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ため息401:「魔がさす」瞬間

「魔がさす」瞬間は、天災と同じように忘れた頃にやってきます。押してはいけないボタンを押したり、消してはいけないファイルを削除したり、作業を保存しないで終了したり、わかっているのに、つい繰り返してしまいます。「あっ」と叫ぶ瞬間です。その瞬間、汗が噴きだしてきたり、目の前が本当に薄暗くなったりします。

この瞬間というのは、いつも余裕のないときです。PCの調子が悪いとき、複数のソフトを同時に立ち上げて動かしているとき、重いファイルをさわっているとき、いつもとちがう手順で作業をしているとき、期限に間に合わせるために急いでいるとき、こういうときは、作業画面を見てはいるのですが、実は別の作業のことを考えているので、次の画面に切り替えようと急ぎます。そこに落とし穴が待っています。PCは時々変な動きをするので、ファイナルアンサーと問い詰められたら、結局PCが出す表示より自分の判断の方を選んでしまいます。異常時の瞬時の判断はPCにまかせません。

「起きてしまったことは仕方ない、善後策を考えよう」とつぶやく、マインドコントロールの出番です。しかしながらこのような属人的なミスは、システムを改善してもなくならないと思います。

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平史理 taira fumitoshi
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