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ため息189:プロは机をひっくりかえす

優秀であったかもしれないが現在の組織の中ではアマチュア職場長と、今でも衰えない誇り高い営業マンのやりとり。

日本語がわかるのか
アマチュアが拒否権をふりまわして自己主張をすると、プロは机をひっくりかえす。
プロは年長者のアマチュア職場長に紳士的に対応していたが、いつもの拒否権発動、認否保留に異議を唱えた。一向に理解しないアマチュアに「日本語がわかるのか」と100メーター離れた席の人たちにも聞こえるような音量で揺さぶりをかけた。
以来アマチュア職場長は、おとなしくなった。判断力に限界があるので認否保留は許容範囲だ。

もういいです
プロの部下が、営業会議で何回説明しても「飯はまだか」のまだらボケの職場長に書類をたたきつけて、「もういい、この案件の話はやめましょう」といった。ここで職場長は、目が覚めたようで「怒るな、それをやってみよう」と案件を承認した。

多数決
提案内容が気に入らない職場長は、40人の部員にアンケートをとるよう指示。多数決にしたがうといった。自分の好みが多数票をとると思っていたが、アンケート結果が2対38であることに納得できなかった。そこで、拒否権を発動。発動されたとき、提案者は提案を修正せずに取り下げシュレッダーにかけた。クリエイティブなアートワークを、素人の多数決で決めてはいけない。多数決で評価される仕事からは創造的なものはうまれない。提案者は、それ以来、机をひっくりかえす機会をくるのをうかがった。

起承転結はいらない
序論の次は、結論がほしい。スピードがなければ営業力は強化されない。

下手に出るとつけあがるタイプは、ちょっとの揺さぶりに大きく動揺する。部下に怒鳴られた経験がないアマチュア職場長には、有効だ。そして、揺さぶりをかける人間に限って結果をだすものだ。
生意気な部下は、結果をださなければ生意気の鮮度が落ち、自らが有害な産業廃棄物となるリスクを知っている。

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