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金言462:不確かな心配
来週は春彼岸。数年前のお彼岸の墓参りでのことです。
郊外の墓地へ車でいきました。高台なので、坂道がありバス停までは距離があります。敷地内の坂道を徒歩で帰る老夫婦を追い越しました。ふと、同じ墓地からの帰りのよしみで、近くのバス停まで乗せてあげようかとふと思い、すぐ考え直しました。
不確かな感染リスクを恐れました。
この見知らぬ老夫婦をクルマに乗せることで、狭い密室での空気感染を心配しました。パンデミックになる数年前のことです。あの老夫婦が、何か人に悪さをする細菌を保有しているかもしれないと思い、接触を避けました平常時は、防犯対策として街中で見知らぬ人をクルマに乗せることはありません。今回は普段は気にもしていない感染リスクがとっさに浮かんできました。いつもと違うことをしようとしたときに、歯止めがかかったようです。
昨今、いろいろな細菌が力を蓄え、免疫力が衰えている人間を攻撃しているとききます。自分だけは大丈夫という安心感はなくなり、最悪のシナリオを考えながら、仕方なくリスクを少しおかして暮らしているような気がしています。3年も感染拡大が続き今ではリスク優先の暮らしがしっかりと定着しました。
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