金言598：喫煙者は企業競争力を削ぐ

３０年以上も前に某同族企業は、喫煙者の新卒採用を控えていました。オーナーが使用人のタバコの火に不始末で大事な資産を灰にするリスクを嫌ったからでした。最近は喫煙しないことを採用条件にする企業が増えています。さらに２００３年に施行された健康増進法が禁煙の動きに合理性を与えています。あるリゾート産業の会社の採用ページでは、喫煙者は禁煙する覚悟を示さないと採用ページに入れないような仕掛けがあります。喫煙者は企業競争力を削ぐとみなされています。

特にサービス業、飲食業では喫煙を嫌います。くわえたばこで調理場に立つ板前にプロのかっこよさを感じるおおらかな時代もありましたが、昨今では、縁日の焼きそばや焼きトウモロコシの屋台ぐらいしか目にするシーンがないでしょう。