金言446:私なりのイメージで申しあげるなら
「個人的見解」と前置きしたり、後付けしたりしてコメントする人たちをよくテレビで見ます。また、サラリーマンが社内会議で「独断と偏見」と前置きして意見を述べることが流行った時期もありました。
何とか評論家と自称する職業コメント屋さんたちが表明するものは、個人的見解にほかなりません。個人の立場以外に公人としての立場があるとは考えにくいです。
日本国天皇や閣僚や裁判官、上場企業経営者なら、個人と公人の区別がありそうですが公の組織を代表していない者が、「個人的見解ですが」というのは、当の本人がコメントの内容について責任をもたないとう意思表示のような気がします。
「個人的見解」ではなく、公人として発した言葉に責任を持たない政治家もいます。
そういうなかで、記者会見で質問に答えている中で、勉強になる一言を発した政治家もいました。記者の質問に「個人的見解」という責任回避の決まり文句を使わず、「私なりのイメージで申しあげるなら」と切り出しました。
すばらしい。このフレーズは使えると思いました。
しかしながらこのフレーズは以後だれも使っていません。
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