金言817:桃太郎
今月は西東京市議会議員選挙があります。
駅頭や商店街で、のぼりを先頭におしたてて候補者と応援団が歩行遊説をすることを、選挙業界用語で「桃太郎」といいます。
童話では、桃太郎がキビ団子を与えて家来を増やしながら鬼退治に向かいます。
公職選挙法では、キビ団子の授受は選挙違反となり御用となります。選挙では、候補者とサポーターは笑顔で住民に声をかけ、握手作戦を展開します。いつもは、テレビの国会中継などでしか見ることのない代議士先生や閣僚が目の前に現れ笑顔でサポート活動をします。
命懸けでやらないと、自分の番になったときに命懸けでやってもらえませんから。
キビ団子の流れは上流から下流だけでなく、下流の商人が許認可・権益の先行投資として、上流の政治家に逆流することもあります。森友学園、加計学園が足を引っ張ったことがありましたが、元閣僚の代議士は「かけとかもりとか、そば屋の出前」と笑いを取っていました。
投票日に人気のある者が勝つ。
負けた候補者にとって極めて不本意な結果ですが、芸能界でも株と為替の取引でも同じ人気投票です。
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