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金言708:二兎を追わない

人間の脳は、気になっていることをすぐに忘れ、しかも忘れたことを頻繁に思い出そうとするそうです。ちょっと気になること、覚えておきたいということはすぐ忘れ、後日忘れたことにふと気がつき思い出そうとします。
これが頻繁に繰り返されるわけです。気になり始めると、加齢による脳の劣化と自覚し、ストレスを避けるために思い出すことを諦めるようになります。iPadを手にする前は、文庫本サイズのノートに今思い出して、またいつか思い出そうとしてなかなか思い出せなくて気になることが予想されることを、手書きでメモすることにしました。30冊近くまで書き続けました。そしてタブレットを買ったときに、手書きメモをやめました。
理由は、どのメモ帳に思い出したいことが記入されているのか見つけられない、探しているうちに時間が経つとどうでもよくなるためです。
今はアップル系のデバイス(スマホ、タブレット)で「メモ」を利用しています。これに画像も入れたメモを併用して、「大事なことは必ず忘れる」から、「大事なことは記録する」に改めました。これで、検索により、記憶の引き出しから思いだしたいことを探すことがほぼ100%可能になりました。
次に最近気になっているのは、同時に2件着手するすると、両方または片方が自分になりに期待した結果にならないことです。いわゆる「二兎を追う者は一兎をも得ず」を実習しています。30~40代のサラリーマン時代は、1日に数十件の案件を抱えて次々に処理していました。仕事量と収入が正比例して、将来に不安を感じませんでした。その後の暗黒の30年も何とかしのいできました。現在は先行き不透明な世の中で、大事な用事は1日1件に絞って、ゆっくりとしかし確実に前向きに暮らしていこうと努力しています。

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