建物は5階が丁度良い!?
マンションの部屋をできるだけ大きくしたいのですが
ベランダが必要と言われてしまいました、、、なぜ??
↑前回のお話
わたし
「バルコニーを作らないといけないってことですよね?」
Nマネージャー
「結論からお伝えするとそうなりますね」
わたし
「ごめんなさい、もう少し細かく説明頂けますか??」
これは今後の建物シミュレーションに大きな影響を受けた与えると思いました。一気に勉強モードに頭を切り替えます
Nマネージャー
「レジデンスには避難経路って考えがあります」
「例えば火災が起きても
すべての人が避難できるような空間設計をします」
「避難経路には色々な種類がありますが
一番わかりやすいのは階段です」
「当然通常のマンションには階段がつきますので
それをそのまま避難経路として使用することもできます」
「問題は階段の数です」
わたし
「階段の数??ひとつじゃ足らないってことですか?」
Nマネージャー
「そうです、避難経路としての階段の数は
建物の高さで決まります」
わたし
「それが6階から、、、、」
Nマネージャー
「そうです。6回以上の建物には
原則2以上の直通階段が必要です」
「これを満たしておかないと
消防法が通りません
つまり、建物の引き渡しができないということです」
わたし
「このままじゃ階段を無駄に2つ設けないといけなくなる」
Nマネージャー
「ですが、仰るとおり会談を2つもつけて
満足な収益が取れるマンションなんてありません
そこで着目しているのが緩和条件です」
「①各階の居室の床面積が200㎡以下
(主要構造部準耐火構造or不燃材料の場合)
②避難上有効なバルコニーを設ける
③屋外避難階段、特別避難階段 いずれかを設ける」
「今回は②を採用することで
階段をひとつで終わらせられている」
「つまりバルコニーを外すと
階段をもう一つ設置することになるので
バルコニーを辞めることができない
そうなります」
これは完全に建築基準法の話です。
わたしはこれまで勉強したこともありません
建物を設計することは簡単じゃない
Nマネージャーにそう諭されているような気持になりました
次のお話 →「80点でもやる!」
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