『ぼぎわんが、来る』(澤村 伊智)
12月に「来る」というタイトルで映画が公開予定です。
主演は、岡田准一さんや黒木華さん、中島哲也監督作品の常連、小松菜奈さん、、松たか子さん、妻夫木聡さんなどが出演されます。
「ぼぎわん」という得体の知れない化け物が登場するホラー小説でした。三章に分かれていて、全て1人称で書かれています。その1人称が全て別の人物でした。
単行本を読んだあと、文庫本の解説を読んで納得!新人なので、技術的に1人称で書くことがベストだったようで、このような書き方になったと語っていました。
新婚夫婦、夫婦の子ども、会社の同僚などを巻き込みながら、ストーリーは展開していきます。女性霊媒師も登場して、事件は解決に向かいますが、最後は……。
中島哲也監督作は「告白」「渇き」「来る」など、著者としての処女作品の映画化が多いですね。
処女作には、作家の力が凝縮されていますので、映画向きなのかもしれませんね。