花は散るからこそ
「現実を受け止めて、この怪我とどうやって付き合っていくか」
短い選手生活を駆け抜けた伊藤智仁さんの言葉です。
私が子どもの頃は、巨人戦はドル箱。視聴率は20%超えはあたり前の時代でした。
相撲と野球はよく観ていました。
その中でも、今も脳裏に焼き付く試合があります。
巨人とヤクルトの試合です。先発は新人の伊藤智仁投手。
セリーグタイ記録の16個の三振を奪いながら、篠塚内野手にサヨナラホームランを打たれた試合です。
今でも鮮明に覚えています。ちなみに近鉄西武戦の開幕戦で野茂さんがノーヒットノーランを続けていた試合も忘れられません。こちらはビデオに録ってました(笑)インターネットのない時代、野球を録画で観ていました。
本書『マウンドに散った天才たち』(松永多佳倫)のテーマは、大活躍した投手が、故障により、逆境に立ち向かい再生する姿を描く、です。
散らない花はありません。
「負けないように、枯れないように笑って咲く花になりたい」、ですね
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