人を惹きつけるための声の響かせ方【初級編】
まずはこの記事を読んでみてください。
10年ぶりに新しい発声法に挑戦 声が変わった実感
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO18997020Z10C17A7000000
…と言いたいとこですが、ぶっちゃけ長いので要約すると、日本で活躍するトップクラスのイケメンミュージカル歌手へのインタビュー記事です。
その歌手が言うには
「元オペラ歌手の先生に習い直したら発声が楽になった」
「声も出やすくなったし、良い声になった」
「それは常に同じところに声を響かせるだけ」
といった内容です。
「声を常に同じところに響かせる」
これはオペラの発声を学ぶ上では、最も重要視されるもので、歌う時でも喋る時でも、これを意識、実践すると声の本質である"響き"を改善することに繋がり、人を惹きつけられる声に近づけます。
本当です。
今回は既に良い声で評判だったこのミュージカル歌手でさえ、さらに声が出しやすくなり、声が良くなったこの技法をお話したいと思います。
・声を同じところに響かせる、とは?
・響き、共鳴を感じよう
・トレーニングと実践
・声を同じところに響かせる、とは?
声が響く、といった感覚を理解するにはまず発声のメカニズムを知らないといけません。
簡単に言えば
1. 肺から空気が出て、喉にある声帯を鳴らす。
2. その鳴らした振動が頭蓋骨に響き、音となる
3. 口では下などを使い、母音や子音の変化を付けて言葉となる
といった感じです。
声を響かせる、というと歌手だとか声優だとかそういった専門家だけのものの
ように思えますが、誰もが声を響かせて話しているのです。
例えば、赤ん坊の声はもの凄く響きすが、実は赤ん坊の発声というは響きの点から見るとまさに理想のものです。声が出しやすくするには、こういった響きを最大限活かす必要があるのです。
とはいえ、あなたにオペラ歌手になってもらうほどの響きを身につけてもらうわけではありません。
また、赤ん坊の声が時にうるさく聞こえるように、何も響けば良いものではありません。
このミュージカル歌手も記事中で言っていますが、響かせる場所を変えてはダメなのです。喋りながら、歌いながら響く場所が変わる人は、いわゆるダミ声に聞こえます。これが許されるのは、一部の声が良い人だけです。
トップミュージカル歌手が記事中で言ったような
"響かせるポジションが変わらないからすごく安定しているし、強弱もつけやすいし、ロングトーンで伸ばすこともできます。"
そういった、ビジネスにも恋愛にもカラオケにも使える、人を惹き付けるための響かせ方をお教えします。
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