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シンプルを極めた外観の裏にある叡智
✦𝗗𝗘𝗦𝗜𝗚𝗡 - 究極のカタチ -
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ひと目みたら忘れることのできない、そのカタチ。
シンプルさを極めたような casa cube の外観。
その裏側には、さまざまな家づくりの叡智が注ぎ込まれています。
𝗰𝗮𝘀𝗮 𝗰𝘂𝗯𝗲 のデザインについて深掘りしてまいります。
シンプルな四角い箱
「四角い箱」
casa cube の外観を端的に言い表すとこうです。そしてこの「四角い箱」を目にした人の多くが、次のような言葉を口にします。
「シンプル」「美しい」
casa cube のこうした印象を形作っているものは、やはりそのファサード(建物の正面)と言えるでしょう。一見すると、白い壁と玄関の入り口しか見えないファサード。これほどまでに潔いデザインはなかなかお目にかかれないはずです。おおげさな言い方をすれば「著名な建築家が建てた名建築」のようにすら見えてきます。
このシンプルさ、あるいは端正な四角い形状は、デザインありきで生まれたわけではありません。機能に従い、現代の生活に即しながら、なおかつコスト面でも無駄がないよう計算しつくされて誕生した形なのです。
バウハウスとル・コルビュジェ
この casa cube は開発当初、ドイツで1919年に設立された『バウハウス』の考えを視野に入れていました。『バウハウス』では、合理主義と機能主義を徹底して追求した建築教育がおこなわれ、その結果シンプルで美しい建物を後世に遺したのです。『バウハウス』の建築やデザインは世界中に普及し、今ではひとつのスタンダードになっています。
さらには近代建築の巨匠ル・コルビュジェが手がけた名作「サヴォア邸」のコンセプトも、casa cube 開発の大きな指針のひとつとなっています。
『バウハウス』『ル・コルビュジェ』いずれにしろ、そこにあるのは合理性であり、美しいデザインであり、そしてシンプルさなのです。casa cube の外観は斬新に見えますが、実は世界の建築物のスタンダードに沿ったデザインというわけなのです。
豊かさと美しさをはらむ総塗り壁
casa cube に近づいてみると、実はとても豊かで美しい表情があることがわかります。
その理由は塗り壁。
casa cube の外壁は、すぐれた職人がていねいに塗りあげてつくる総塗り壁仕上げ。世の中にふたつとない外壁仕上げなのです。
通常、日本の住宅の外壁には、サイディングなどのパネル系の壁を使うことが多いのですが、casa cube ではあえて塗り壁にすることで、重厚感のある仕上がりを実現しています。
サイディングなどのパネル系の外壁は、ジョイント部分に雨水の侵入を防ぐためのコーキングを施します。このコーキングは、10年前後で劣化するケースがあり、打ち替えなどのメンテナンスが必要となり、費用も高額になってしまうのです。
もちろん塗り壁もメンテナンスは必要ですが、それは窓からの雨だれなどで見た目が汚くなったことによる塗り替えがほとんど。casa cube は、窓の横部分に雨を下へと伝わせる縦長のスリット板金を施しているため、雨だれも目立ちにくい構造になっています。これにより、メンテナンスが最小限で済む「外壁」だと言えるのです。
地震も衝撃も断熱も
家というものは、強風が吹いたり大型トラックが通ったりすると、こまかく揺れるものです。この揺れが外壁に伝わることで、こまかいクラック(ひび)などが発生する原因となってしまいます。
casa cube では対策として、外壁の下地に発砲スチロールを仕込んでいます。発砲スチロールがそれらの衝撃を吸収してくれることで、クラックが入りにくいのです。さらに軽量化の実現により、地震の際に建物に与える負荷が軽減されるうえ、断熱効果もじゅうぶんあるという優れモノです。
casa cube の「シンプルで美しい」その形は、こうしたさまざまな家づくりの知恵の一切合切を内包しているともいえるのではないでしょうか。
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