【タランティーノと動物たち、そしてDon't think! Feel.な】映画
【おうちでほっこり鑑賞できて、後味の悪くない映画】を、12種類ある「casaの家」で観るなら...という視点で、皆さんの『おうち映画館』のスパイスになりそうなオススメ映画をご紹介してまいります。
洋邦問わず年代問わず、友達と家族と恋人と...ファミリー向けも織り交ぜつつ。vol.06はこちら↓
feat. casa rozzo - 住む人“らしさ”が主役 -
■ 「そうだ、タランティーノ映画だった...」
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
上映時間:159分
監督 :クエンティン・タランティーノ
出演 :レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット
上映 :2019年 製作国:アメリカイギリス
かつての人気も下火になったTV俳優リック・ダルトンをディカプリオが、彼を支える付き人 兼 スタントマン:クリフをブラッド・ピットが演じます。主役級の2人の初共演。しかも、クエンティン・タランティーノが脚本・監督。この情報だけでお腹いっぱいですが、しばしお付き合いを。
50年ほど前のハリウッドで実際に起きた「シャロン・テート事件」が元になっているお話。実名や実話が盛り込まれつつ、リアルと虚像もないまぜになった、やや情報過多。しかし、それをも凌駕して魅せてくれるのは、さすがの主役級の2人。
ディカプリオの“落ち目の役者”っぷりは最たるものですし、スタントマンのブラピがまぁかっこいいです。男性でもきっと「ブラピかっけえ」という声が出てしまうはず。ただ一点。この映画が“タランティーノ映画”だという事をお忘れなく。気付いた時には「そうだ、タランティーノだった...」と発しているはず。
リック・ダルトンの豪邸、クリフのトレーラーハウス、ヒッピー達の集落。それぞれがパーソナリティにマッチした暮らしを送るように、5つのテーマから“住む人らしさ”が見つかる casa rozzo でご覧いただきたい作品です。
■ 散りばめられた数々のオマージュやトリビア
『ズートピア』
上映時間:109分 ジャンル:アニメ
製作 :ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ
上映 :2016年 製作国:アメリカ
動物たちの、動物たちによる、動物たちのための楽園『ズートピア』を舞台に、ウサギ界初の警察官ジュディと、詐欺師のキツネ:ニックの2人(匹)のバディムービー。肉食動物も草食動物も分け隔てなく暮らせる、誰もが夢を叶えられる楽園『ズートピア』で起こる、とある事件を軸に、正反対の2人の関係性が楽しいディズニー映画です。
製作指揮をとったのは、アニメーション界の名匠ジョン・ラセター。彼の徹底的な観察力・洞察力は、登場する動物たちに反映されています。本作品の動物観察のために費やした期間は1年半。動物たちの習性や細やかな動きに至るまで、細部に渡り再現・表現されています。ナマケモノが登場するシーンは全シーン必笑。
ジャングル、砂漠、雪と氷の街、ウサギの街...と、特性・習性・体のサイズなど、それぞれの暮らしに合わせてつくられたエリアは、まさに 自分に合ったスタイルが選べる casa rozzo のよう。ご家族でお楽しみいただきたい一本です。
■ Don't think! Feel.
『TENET テネット』
上映時間:150分 ジャンル:アクションスリラー
監督 :クリストファー・ノーラン
出演 :ジョン・デヴィッド・ワシントン、ロバート・パティンソン、エリザベス・デビッキ、ケネス・ブラナー
みんな大好きノーラン監督の最新作『TENET テネット』。皆さんは何回ご覧になりましたか?筆者は劇場で3回観ました!一度ご覧になった方ならわかるはず。そう、一度で理解しきるのは至難のわざ。
2回目でようやく“おさらい”ができて、確実に理解したくなって3回、4回とおかわり視聴したくなる困った映画です。しかし実におもしろい。もちろん1回でも十分に感じとっていただけるので、1回目はナチュラルに身を委ねてご覧いただきたい。考えるな!感じろ!です、まさに。
この主人公、名前がないです。公式にも『名もなき男』と表記されています。演じるのは、ジョン・デヴィッド・ワシントン。(実の父はデンゼル・ワシントンですね。)ロバート・パティンソン演じる相棒ニールと共に、謎のミッションに挑んでいく、時空や重力の概念をも覆す新感覚ムービーです。
CGだけに頼らないノーラン監督、今回は大型旅客機を買い取ってハデに爆破しちゃいます。ナチュラルにお楽しみいただきたいので、内容はそこそこにキャストの紹介を。キーマンは4人。主人公とニール。絵画鑑定士の美しい女性:キャット。その夫であるロシアの大富豪:セイター。
キャットを演じるエリザベス・デビッキは、前記事で紹介した『華麗なるギャツビー』でもプロゴルファー役で登場しています。そして、影の主役と言っても過言ではないセイターにケネス・ブラナー。最近では、名探偵ポワロのリメイク作品『オリエント急行殺人事件』でポワロ役を。続編『ナイル殺人事件』では、監督・主演を兼任するなどまさに名優。
劇中、セイターが拠点としているクルーザーなど海のシーンも美しい『TENET テネット』。casa rozzo 5つのスタイルの中でも、“自由と海が似合う暮らし Grande blu(グランデブル)”でご覧いただきたい作品です。
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次回は、ミニマルに生きる平屋 casa cago で『おうち映画館』するなら...をテーマにご紹介していきます。