利き酒ならぬ利きチーズ
それは昨日のことでした。
ごそごぞと冷蔵庫から何かを持ち出し、テレビの前で食べ始めた次女10歳。
「あれ?
これは、
モッツァレラじゃなくて、
チェダーだね。」と一言。
「え!?、チェダーって分かった?」と聞くと、
「うん、白いからモッツァレラかと思ったけど、このシャープで強い感じはチェダーだね。」
ですと。
なんでしょう、10歳でチーズの違いを語るのがちょっと面白いなと感じたのは私だけでしょうか。笑。
そういえば小学校の頃の友達に「これはフジ、これは陸奥、これはジョナゴールド」と利酒ならず利きリンゴができた子がいたけれど、うちの次女はチーズなんだな〜。と思った瞬間です。
きっとこれも食の環境なんだろうな、と。
食の環境と言えば、うちの3兄弟。
同じ材料でできて、同じ環境で育ってきたはずなのに、それぞれの好みが分かれていて親の目線からでもとても興味深い。
(お弁当やご飯作るのは大変ですが…💦)
まず、長女と次女は寿司が大好きで、納豆も好物。
日本食を好む傾向にある長女にならって次女もそうかと思いきや、
「何が食べたい?」と聞くとコッテコテのウエスタン料理を選びます。(それを長女は嫌がります、笑。)
長男はといえば、魚介系は全く食べられず、もちろん寿司なんてもってのほか💦(家族でスシローに行くとひたすらサイドメニューを攻め続ける長男)
納豆も臭いと言って食べないくせに、ルートビアやコリアンダーは好んで食べるという変わり種。
同じ両親から産まれて同じ環境で育ってきたのに、3人こうも好みが分かれるって本当不思議だな〜、と思えます。
余談ですが、修学旅行の事前アンケートに『食べ物アレルギー』の欄があり、そこには「アレルギーのみです。好き嫌いは書かないでください。」とありましが、食べたり匂うとえづいて吐き気をもよおすのは、もはや好き嫌いの域を超えているのでは…としばらく書くのを悩みました。
日本の「納豆」のみならず、オーストラリアの『ベジマイト』や、マレー、インドネシアの『サンバル』など、ご当地ならではのクセの強い食べ物は、幼少の頃から食べ慣れていないとなかなか食べたいと思えない。というか理解できない。
(ベジマイトファンには大変申し訳ないですが、実際、初めてベジマイトをもらった時は何かの罰ゲームかと思ってしまいました💦)
先人の知恵を絞った結果がそれぞれその食物になり、その土地の食文化につながり、その「人」の食の環境を作っていくんだろうな〜。と、なんだか深く考えた、次女のチーズから始まったお話でした。