名作?迷作?ライダース・オブ・ジャスティス
今回かなりネタばれですので、これから見る、見たいと思われる方はご注意を!
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B09S2XVJQR/ref=atv_dp_share_cu_r
マッツ・ミケルセンの新作(2022年ですが)、amazon prime videoにありましたので早速視聴。
予告編を見るとかなり面白そう。
以下サイトから引用
マッツの元を尋ねてくるのが、それぞれの得意分野では優秀なプロフェッショナルではあるのだが、その分実社会では生きづらそうなおたく三人衆。
予告だと、優秀で冷酷な兵士であるマッツとのやり取りなどが面白く切取られていきます。
ここまで見ると、妻が遭遇した列車事故は、実は事故に見せかけ証人を抹殺するためにギャング団が巧妙に仕組んだ殺人で、それに気がついた学者たちが少ない情報から証拠を見つけ出し、マッツが復讐に挑んでゆく・・・
という話を想像してしまいます。
事実、予告編はそういう作りです。
勿論、本編もそういう流で進んでいきます。
ところが終盤どんでん返しがあります。
これはかなり凄かった。
実は、事故にみせかけ云々・・・は完全に勘違いだったのです。(笑)
本当にただの事故。
この時点でマッツは組織のリーダの弟や、部下を数名撃ち殺しています。
それまで、マッツ側は、正義は我にあり!妻の仇だ〜!だったのに、犯罪集団とはいえ、実は直接的には利害関係は何もない人々を殺しまくっていたただのサイコ集団だったのです。
これはかなり衝撃的でした。
ハリウッド映画でもこんなのあまり見たことない。
まるでアニメ版「海のトリトン」のラストですね。
この時点で、この作品をどう終らせるのか、心配になりました。
普通に考えれば意味もなく複数人を撃殺したマッツは重罪です。
映画的にはラストはまあ、ボスと相打で死亡、とかそういう感じかなあ、と思っていました。
ところが、見事組織を全員ぶち殺し、壊滅させたマッツ一味ですが、最後はみんなでクリスマスイブを過しているほのぼのシーンで終りとなります。(なんで?)
amazonは、この映画コメディに分類しておりますが、凄いブラックコメディでした。
なお、この映画、デンマークアカデミー賞15部門ノミネートで、4冠達成、だそうです。