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上級医も知らない臨床の裏ワザ・トリビア!

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あまりしられていない臨床の裏ワザや,慣習的なプラクティスをひっくり返すようなネタを集めました!研修医はもちろん,後期研修医以降の医師でも知らないことがきっとあるはず!
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2021年11月の記事一覧

イベルメクチンにまつわる情報

COVID-19 の患者において,UpToDate ではグルココルチコイドを投与されている特定の患者における Strongyloides (糞線虫)の再活性化予防に対してイベルメクチンを温存している。UpToDate は,他の質の高いデータで支持されていない介入と同様に,臨床研究外での COVID-19 の治療にイベルメクチンを使用しない( we do not use )。これは WHO からの推奨にも一致する( WHO. Therapeutics and COVID-19:

胸腔ドレーンにまつわる話 〜うつりゆく医療にどう対応するか〜

【このトピックスで学べること】 ・気胸とその治療の胸腔ドレーンをかんたんにおさらい ・「鈍的穿通法」と「トロッカー法」のどちらが良いのかを根拠を持って理解できる ・なんとなくの臨床から脱却できる ある日,胸が痛いという若い患者さんがやってきた。レントゲンをとってみると原因は一目瞭然,気胸だった。しかもけっこう肺がしぼんだ状態だ。実は若い人には気胸は意外と多い病気なのだ。 「これは胸腔ドレーンで脱気が必要だなあ」 ということで,今日は胸腔ドレーンにまつわるお話。 胸腔ド

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早まるな? 遅れるな? 〜AKIの透析タイミング〜

波が寄せては返すように,あたらしい知見が発表されてしばらくすると逆の知見が発表されるのが世の常。今日はそんなお話。 *** なんらかの事情で急性に腎臓が障害されることがある。いわゆる急性腎障害( AKI ; acute kidney injury )というやつだ。そんな状態を目の当たりにしたとき,どんなタイミングで腎代替療法を導入しますか? 直感に疑問を持つ腎機能が悪いのであれば透析をすればいい。直感的にはそう思う。そうと決まれば,透析のために Vasscular Ac

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