ナイスアマチュア賞の傾向と対策-M-1グランプリ2023を分析
M-1グランプリ2023の一回戦が10/6で終わりました。2か月間の長き戦いも終わり、ここから2回戦が始まります。2か月後には決勝戦ですので、こっからは密なスケジュールです。今回も自分も一回戦に出場しました。詳細は下記記事をご覧いただければと思いますが、やはり気になったのはナイスアマチュア賞。全アマチュア参加者にとっては、希望の賞です。
ナイスアマチュア賞は、子供同士や夫婦同士のコンビが受賞しやすいと言われることもありますが、その実態はどうなのでしょうか。今回は、M-1グランプリ2023でナイスアマチュア賞を受賞したコンビを、分類して集計しました。どのような関係性の方々が多く受賞しているのでしょうか。来年以降の、ナイスアマチュア賞受賞の糸口は見えてくるのでしょうか。
下記が、集計結果になります。親子、兄弟など各コンビの関係性で分類しています。社会人お笑いというのは、学生ではない方々で、M-1やフリーライブやわらリーマンなどに定期的に出ているコンビを指しています。いわばアマチュアながら継続的にお笑いをやっているコンビを指しています。一方で社会人 (その他) は今回のM-1のためだけに結成された、定期的にネタ披露をしてなさそうなコンビを指しています。各区分で、判別しずらいところもありましたので間違っていましたらすみません。参考程度にご覧ください。
親子 : りいなとお父さん、おやこ、親子気まま、シャワーズ 計4組
兄弟 : 六畳一間、トンビ、カットミドルベイビーズ 計3組
夫婦 : ワリちゃん’s、ふもと 計2組
学生同士 (原則高校生まで同士) : ホルモン道場、ラブリースマイリーベイビー、スカイピンク、ハイブローペーパー 計4組
大学生同士・大学お笑いサークル : トドロキ、ユンガリ、ジ・イカロス、たむかいかわさき、アモルファス、とりあえズ、二人双六、テーブル決済、ベースボーカル、しかくサークル、ニコシタ、乙女ブレンド、きむら、拉麺ちゅるちゅるボーイズ、ロンシャルド 計15組
Youtuber : プロテイン決済 計1組
職場・職業つながり : コレステナース、二者面談、ギャルギャル 計3組
社会人お笑い : イクラボブチャンチャン、アヒルタイタン、年貢天狗、テガシンストの4、175,6センチ、千と桂、キッスエンドラン、明け方、黄昏バッグワーム、夕げ 計10組
社会人 (その他) : 雲の上は晴れ、オーダーメイド、だったら菜、NO GOOD SONG、えきくどう、ペーパードライバーズ、河内のおばば、ペアチケット、めっちゃメゾソプラノ 計9組
養成所生 : あっちこっちそっちどっち 、ロッテンマイヤーさん、ぉと~ちやん(笑)&セナ☆chan。はじめての☆まんざい!!!!!!ぽよぽよ~♡♡♡~(^_^)/、暗くなるまで東高円寺 計4組
集計結果を確認しますと、1位が大学生同士・大学お笑いサークル、2位が社会人お笑いという結果になりました。ナイスアマチュア賞といえども、普段からお笑いをやっているようなコンビが多く受賞していることがわかります。M-1で初めて漫才を披露するといった純粋アマチュアではなく、経験値がたまっている熟練アマチュアコンビのほうが受賞しやすいという傾向が伺えます。更には、養成所のコンビであったり、親子・兄弟といった血縁関係のコンビもいるので、相当狭き門といえるでしょう。集計結果は、ナイスアマチュア賞の厳しさを示すものとなりました。この現実を踏まえてもらえたらラッキーの精神で挑むのが、M-1に初めて挑むアマチュアコンビの心構えなのかもしれません。
それでは、今回の記事はここまでです。次はM-1グランプリ2023で、印象に残ったナイスアマチュア賞コンビのピックアップ記事を書きたいと思います。