誰かと学ぶこと
こんばんは。気がついたら前回の記事からかなり日が空いていました。この期間は夏バテたり、新しい趣味に目覚めたり、バタバタしていたのかもしれません。
さて、今回は大学院進学について、進学先を選ぶときに重視したことや院試に向けてやったことなど書こうと思っていたのですが、ちょっと寄り道してみます。
実は今日、毎年恒例の合宿がありました。オンライン開催なので、合宿とはいえないかもしれないです。
例年であれば、いろんな大学の学部生や院生が30人ほど集まって、卒論や修論の構想発表をしたり、投稿論文の検討をしたり、お酒を飲みながら先輩に真面目な相談をしたりしていました。
今年は初めてのオンライン開催ということで規模縮小、10名ちょっとのこじんまりとした実施となりました。
なぜ突然合宿のことを書いているかというと、
他人が書いたものを読むのは勉強になる
と改めて感じたからです。
正直なところ、例年は発表数が多くて息切れしてしまい、専門と遠いとふわっと終わってしまったりするのですが、今回は発表数も少なく終始集中して取り組めました。
そのなかで、学部生が書いたものであれ、博士課程の院生が書いたものであれ、誰かの文章を読むことからの学びは大きいな、と再認識することができたのです。
ここでは〈他人が書いたものを読むこと〉という表現をしていますが、合宿のような場では通常〈ディスカッションすること〉に注目が集まるかもしれません。しかしながら、たとえ参加をしていて発言が出来なかったとしても、他の人がどうやって文章を書いているのか、思考の方法やクセを知ることができるだけ、そこには十分すぎる学びがあるのではないでしょうか。
もちろん、
自分の書いたものにコメントをもらえる機会
はとても貴重で、最大の成長機会であることは間違いありません。
振り返ってみると、この合宿で出会った先輩方にはとてもお世話になっていて、ラテン語も、テクストの読み方も、論文の書き方も、進学先の決め方も、いろんなことを教えていただきました。
大学のなかで、ゼミのなかで、教員から指導を受け、いつものメンバーと切磋琢磨することは絶対に必要です。
ただ、それと同じくらいに、別の環境で学ぶ同世代あるいは異世代の人との交流も、大切なものだと改めて感じました。
その点で、オンラインではあったものの、今年も合宿を開催できて、本当によかったです。