#10 最近「伸びているな」と感じる選手の性格・個人の育成について。
こんばんは。
今回は題名の通り、自チームで伸びてきている選手について。
ここ1ヶ月、明らかに伸びている選手が1名いる。
ポジションはSHを主戦場にしている左利きの選手で、ロールモデルとしてはベルナルド・シウバを設定している。
他の選手も「あいつってベルナルド・シウバっすよね」っていうくらい。
性格としてはめちゃくちゃ真面目で、学校生活でも自分の中でのベストを尽くすタイプの選手。
ただ、大声を上げるシーンは一回も見たことがなくどちらかというと大人しめな性格ではある。まだまだ体の線も細く、カテゴリーの上の選手に片手で抑えられる事もしばしばある。
最初は競争心が表に出ない事も含めて心配していたが、最近は
・スピードがついてきた事
・間合いの管理が上手くなって相手に触られない事
が影響していて成長を感じている。
スピードがついてきたのは日々の筋トレによるものだが、今回は間合いの管理が伸びた要因について。
はっきりとわかる理由が2つあって、1つは
・個人へのアドバイス回数を増やしている事。
「今のプレーはどうだったよね」「この選択肢あった?」という簡潔ではあってもフィードバックの回数を増やす事で修正を図っている。
もう1つは
・タイプが近い選手のYouTube動画を送りまくっている事。
(もしかしたら嫌がられているかもしれない。笑)
日本人で言えば、島村(柏レイソル)や柴山(セレッソ)など(柴山は少し違うけど)。
海外の選手で言えば、前述のベルナルド・シウバは勿論、
・デ・ケテラーレ(アタランタ)
・ザニオーロ(アタランタ)
・ウーデゴール(アーセナル)
・コンセイソン(ユベントス)
など、MF-DF間のスペースでのプレーを得意とする選手の映像を送る。
(コンセイソンも少し違うけど)
あとは次の日に「あの選手は何が参考になりそうだった?」と聞くだけ。
真面目な選手なので、きちんと映像を見ており
「ここがこうで、ここなら自分にも取り入れられそうでした」という会話をする。
あとは付け加えで自分が映像を見た感想も伝える。
不真面目な選手には通用しないが、真面目な選手にはありな方法だと思った。
ゲームで例えると、こちらがアイテムを与えて、そのアイテムを使う練習場を用意する
→自発的にトレーニングしてパワーアップする
たまに「ちゃんとやってる?」とこちらから声を掛ければ、選手も見られている感覚にもなり、また自分で成長していく。
これからどのような成長曲線を描くかは分からないけど、結構いい線に行くのかなと個人的には思っている。
高卒プロは無理だけど大卒プロならあるかなー、ってレベル。
今後は、継続が苦手な選手にも通用する方法を模索したいと思います。
それではまた!