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ずぼら母ちゃんのススメ Vol.9「”ダメ”じゃなく”何で?”」
子どもがあなたの意に沿わないコトをした時や、言って欲しくない言葉を言った時、『そんなコトしちゃダメ』『そんな言葉使っちゃダメ』と言う代わりに『何でそんなコトするの?』『何でそう言ったの?(思ったの?)』と聞いてみましょう。
この時、『?』の後に怒りマークが付かないように。
あくまで疑問として、投げかけてみましょう。
言葉に怒りや不快感を感じると、子どもは自分の答えではなく、あなたが喜ぶ答えやあなたが落ち着いてくれる答えを探そうとします。
娘が4歳の時、食事中に2歳の息子(娘から見ると弟)がむせて吐いてしまったコトがありました。
その時、娘が「汚い!臭い!!やめなさい!!!」と言ったのです。
私はびっくりして「何でそんなコト言うの?」と聞きました。
(この時は怒りなんかよりも先に、疑問の言葉が吐いて出ました。
おそらく本当に驚いてしまっていたのだと思います。)
すると返ってきた言葉は、
「保育園でいつも〇〇ちゃん(障害があり、吐き癖のある子でした)がゲボしたら、先生が言ってるもん。
ゲボしたら、汚いし教室が臭くなるって」
あまりの衝撃で一瞬言葉が出ませんでしたが、娘には
「ゲボしたくてしてる子はいないんだよ。
苦しくて吐いてる子に、そんなコト言うと悲しくなるよね。」
と伝え、すぐに保育園変更の手続きをしました。
この時、私が疑問形ではなく『そんなコト言ったらダメでしょ!』や、同じセリフでも『何でそんなコト言うの?!(怒りマーク)』だったら、その次の娘の答えは引き出せてなかったと思います。
『ごめんなさい』か『だって。。。(続きが言えない)』で終わっていたと思います。
子どもは絶えずママの顔色や機嫌を見ています。
ママが思っているよりも、繊細に。
だってママが自分の味方でなければ、自分が生活しにくくなるから。
もっと言えば、ママに嫌われるコトは子どもにとって、自分の生活が危険に晒されるコトと同じです。
それならママが怒っている時は、自分の本音よりもママの怒りがおさまる方を優先してしまいますよね。
でもずっと平常心でいるコトも、怒らずにいるコトも、実際には難しい。
だから、私は『ダメ』と言わなきゃいけないと感じた時だけでも、意識して出来るだけフラットな感情で『何で?』と質問するように心掛けています。
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