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なぜ福岡で正社員販売員だった私が東京でフリーランス販売員になったのか。Part4
こんにちは。
アパレル業界で働くフリーランス販売員keikoと申します。
ただいま絶賛公開中の #みんなのキャリア ブログリレー。毎週火曜日を担当させていただいております。
先週の記事はこちらから↓
https://note.com/carrierinsurance/n/n51fc5dc7cbbb
さて今週はいよいよ本編となります←(序章が長すぎる)
新店舗をオープンし毎日忙しくそして楽しくお仕事に邁進していたある日、専務、常務、先輩スタッフ(お酒が強くて酔っ払う)でお仕事終わりにご飯へ行った席でのこと。
専務から「けいこさん、もう店長になって?」と打診されたのですが、現場経歴が長く頼りになる先輩(お酒が強くて酔っ払う)や同じく一緒の専務の元(お酒は弱いが飲むのが好き)伸び伸びお仕事させてもらっていたので、私に店長はまだまだ役不足だと思っておりその場で「私にはまだ無理だと思います…」とお断りしてしまったのです。
その時はわかりませんでしたが、今思えば責任を負うことに躊躇していたのかもしれません。
そうしたらその場にいた常務(お酒が強くて酔っ払わない)の
「無理とかできないって誰が決めたんよ。ここにいるみんなが出来るって思って言ってるんやし、無理って自分で決めてるだけやろ?」
という言葉にハッとし(ホントその通りよね、自分で無理って決めつけて逃げてるだけやん、私…。)とものすごく納得したことを覚えています。
その日から店長になる覚悟を決めた私は店長としての新たなスタートを切りました。
店長になってからは店舗全体を見るようになってきたからか見えてくる景色が変わったように感じ、これまでの慣習でみんながわかりづらかったであろうことを改善、提案していく中でお仕事をやりやすいようにと思考や意識自体が変換されてきました。
そしてその頃にやっとPCが入り商品にバーコードタグが付き、売上、仕入れ、在庫、顧客管理と全てがデジタル管理になったのです。(それでも全体の半分。上記以外は手書き)
余談ですがPCのシステムが入るにあたり、社長と二人三脚で初期から1週間ほど缶詰状態でシステムメーカーさんにご教授してもらい操作方法を学びました。
あの時はスポンジが水を吸い込むようにスムーズに頭に入ってきて、サクサク使いこなせていたのはきっと若さ故に違いない笑
そんな中、店長として店舗全体のディスプレイを任されていた頃、二人三脚でシステムを必死に攻略したもはや戦友?の社長といつも社長がお1人でバイイングしているメーカーの展示会へお供することに。
それまでバイイングの経験はもちろんなく、こちらが展示会へ行けない時にメーカーさんが来店し社長が発注するのを横で見ていてどれが良いかと意見を聞かれ、良いなと思うものを伝えることがあったくらいでしたのでその時は何も考えずメーカー展示会へ行ったのです。
そしてメインで展開しているあるブランドの東京展示会へ行った時の衝撃…!!
展示されている全サンプルや絵型。
その時までお店でセレクトした商品だけしか見たことがなく、全てのアイテムや型数の多さ、そしてDP、会場の装飾に至るまでブランドの世界観を存分に感じることができる展示会。そこへ全国から買い付けに来ているバイヤーさんやブランドプレスの方々、そこにいらっしゃる皆さん全てオシャレでキラキラしている…!!
その煌びやかな世界に鳥肌が立つほどワクワクしたのと同時に、いざ商品をバイイングする時社長から選んでいいよ、の一言にいきなり思考がストップ。
正直なところ、どれを選んで良いのかわからずとても迷ってしまったのです…
ただ可愛いと思うだけで選んでしまいそれが実際に店頭でお客様へ選んでもらい売れるのだろうか、、とのこれまで感じたことのない迷いが出てきて選択出来なかった。
その当時はお客様のお顔を思い浮かべながら選ぶことや予算、カセットを組んで発注することなどもちろん出来ず、全アイテムを見ながらこの中のどのアイテムそして色を選べば良いのだろうか…とお店で意見を聞かれた時とはまるで違うんだということに自分自身にびっくりしてしまいました。
私、選んでいたつもりで全く選んでない…と。
その時は結局社長が決めてくださり完全にお供だけの形になりました。
それからも社長が行く展示会に同行させてもらうようになるにつれ、このまま選べないと何のために同行させてもらっているのかわからないと思い、次の展示会でまずは社長とメーカー営業さんとの発注時のやりとりを聞くことに集中。
そして社長のバイイングが終わり、営業さんから売れ筋やコンセプトなどの説明を聞きわからないことは質問をしたり、営業さんやメーカーのお偉いさんと社長との業界フリートーク?(これがとにかく面白かった)を聞いて学ぶという社会科見学のような現地学習スタイルに笑
そしてそれによる1番の学びは、バイイングした商品が店頭に納品された時にわかりました。
①どんなお客様へご提案し届けたいのか
②DPなどどんなコーディネート提案をするのか
③ブランドやメーカーが伝えたいことはどんなことなのか
とひとつひとつの点が線になっていき、ブランドの世界観を含めてお客様へとお伝えできるようになったこと。
上記のことを店頭で考え、展示会同行を続けていったおかげで次の展示会では自分で発注することに成功!(というかやっと決めることができた笑)
そしてバイイングした商品が店頭に並び、それをDPし、接客をしてお客様の元へ旅立って行く。
バイイングしたお洋服やバッグたちをこれ可愛いー!とお客様が言って喜んでお買い上げくださった時は本当に心から嬉しく、さらに発注した商品が売れる、ということに喜びややりがいを感じるようになりました。
さて、本日はここまで!
また来週もお付き合いください。