なぜ福岡で正社員販売員だった私が東京でフリーランス販売員になったのか。Part3
こんにちは。
アパレル業界で働くフリーランス販売員ケイコと申します。
#みんなのキャリア ブログリレー。毎週火曜日を担当させていただいております。
先週の記事はこちらから↓↓
https://note.com/carrierinsurance/n/n51fc5dc7cbbb
今週は序章編のPart③←序章が長い笑
店長退職後、店舗移転からのお話です。
自店ではその当時違うコンセプトで展開している店舗が近隣に3店舗あり、
靴バッグ、ミセス、カジュアル系キャリア、という店舗展開。その中で私はカジュアルキャリア店舗に配属しており、店長退職後はそちらでウインドウやファサードなどDPの一部を任されるようになっていました。
その当時VMDという言葉はもちろん知らず、毎日ご来店されたお客様の店内での動向やお話を聞き、さらに店外を通る方の目線や動きなどを見てその時の感覚で組み立てをしていました。
ウインドウのメイントルソーに着せたコーディネートが丸ごと売れた時にはとても嬉しかったし、お客様からディスプレイがいつも可愛いと好評をいただくことが増え接客以外にも楽しさを覚えてきた頃でした。
自店を含めて3店舗を同時に一つのビルに(3階建でワンフロアが40坪ほど)集約させた店舗へ改装移転することになったのです。
日時が決まりあっという間にその時が来て改装後の什器搬入から商品が次々と納品され、プレオープン、そしてグランドオープンとみんなでお店を作っていく新店舗オープンの楽しさも味わいました。
そして新店舗オープンへ
オープンまであとわずか、毎日夜まで社長スタッフみんなで作業した後、改装中の店内で社長がご馳走してくれみんなで食べたラーメンの味はまだ覚えています。(福岡なのでもちろんとんこつラーメン一択)
余談ですがこの記事を書くにあたり昔のことで思い出せない部分があってそこで同期の戦友スタッフSちゃんと電話で話しこのラーメンエピソードも彼女から聞いて思い出しました笑
Sちゃんは記憶力がもの凄く、(顧客名簿1500名全て覚えているもう1人)当時のこともほぼ完璧に覚えていて、退職した今でも定期的にお互いの近況をなんでも話せる苦楽を共にした戦友です。(昭和のプロレス好きSちゃんありがとう♡)
そしていよいよ新店舗でのオープンを迎えたのですがそれはもう凄まじかった…!!
開店していればお客様が来るという時代でしたが、プレオープン、グランドオープン当日の売上もすごくてそれ以降も毎日ディスプレイしても即売り切れる、商品入荷し店頭出したら即売り切れる、という毎日。
決して大きくはない駅前商店街にある路面のセレクトショップでしたが、とにかく売れていくので社長がバイイングしてきた商品が入荷する時はパッキン20個とか当たり前でした(パッキンを捌く速さは負けない)
社長は男性なのですがいつもお洒落で先見性があり、当時より流行りを取り入れるのが早すぎるくらい早くて田舎では早すぎる、と奥様に言われていました笑。そんな社長ですが歴史や業界にも詳しくテンポ良いお話が面白い方でその当時から効率よく仕事をしよう、といつも言っていて、私のアパレル人生に多大な影響を与えてくださった恩人でもあり今も尊敬する方のお一人です。
そんな社長の元オープンした新店舗ですが配属していた店舗以外、靴やバッグなどの商品をもちろん店舗間移動などで店頭にあり知ってはいるものの、インポートミセスの服やバッグ、特にクロコやパイソンオーストリッチなど高級素材高単価のバッグの販売はこれまでになく、初めての経験でした。
(当時はオーストリッチの高級バッグがとにかく飛ぶように売れていた)←鳥だけに。あれ?ダチョウって飛ばないんだっけ?
新しい接客法ってどうする?
今までは主にカジュアルやキャリアゾーンのコーディネートをご提案し販売してきたので、爬虫類系のバッグになるとこれまた別の接客方法が必要になってきます。
そこでまずはベテラン販売員の先輩の接客を見て聞いて学ぶことから始めました。
(当時身近にPCやネット環境はなく人に聞くか本で読むしか情報は得られなかった)
①スペックや取り扱い方法などメーカーさんや先輩に聞いて覚える。
②服と靴バッグとのコーディネート提案を考える。
③インポートミセスブランドの接客方法を考える。
スランプに陥る
ミセスブランドはサイズやパターンなど元々の作り自体も違う為コーディネート提案がわからずカミカミ&モジモジしなかなか売れず。バッグは積極的に接客しおススメすることができずこれまたモジモジして売れず…。完全にスランプに。
売れなくて心が折れかけることもありましたが、接客回数をこなすことやお客様が優しくお話をしてくださる中で私を信用してくれ少しずつ売れるようになり高単価商品も臆することなく接客できるようになってきました。
そして店長へ
そんな凄まじく売れていた時代、毎日お仕事が楽しくて仕方ない時期に社長夫人が私を店長へと勧めてくれたのです。
本日はここまで!
次回はいよいよ店長編です。いよいよ本編か!?(序章が長い)
それではまた来週もお付き合いください。