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会社員ワーママをやめて気づいたこと

「親子でライフキャリアを考える」彩りあふれる日々を過ごすTips~

こんにちは、彩菜です。
1年少し前まで、月〜金の週5勤務 会社員ワーママでした。

新卒採用から16年、部署異動はありながらも同じ会社に勤めてきたので、そこを離れたこの1年の景色はまったくちがうものでした。

正確にいえば育休中にも仕事を離れた時期はあったのですが、そのときは不慣れな育児に必死だったり、期限がくれば会社員の元のポジションに戻る前提があったので、自分以外の世界についての興味が薄かったともいえます。

あくまで私の場合の「慣れた世界=会社員」を離れて、いろいろな生き方・考え方があることにあらためて気づくことができました!


(意外と)うまく在宅ワークをしているパパが多い

業界・職種によってもちろん違いはありますが、ここ数年で日本社会に「在宅勤務・在宅ワーク・テレワーク」が浸透したのは間違いありません。

幼稚園の送り迎えといえば「母親」だったのが、ちょくちょくお父さんを見かけるのが当たり前になって、小学校低学年で学童を使っていない家庭では「お父さんが在宅ワークしているから」と聞いて納得する、そんなことが増えました。

私の勤めていた会社では、新型コロナでの出社制限がなくなり
「やっぱり出社するべきだー!」という圧で在宅ワークは必要最小限に…
メリデメはあるだろうけど、せっかくいい感じに仕事も生活を回せてたのに…(私の周りでは上手にリモート使って効率・生産性のいい働き方してる人も多かったのですが)。

自分の会社という狭い世界から視野が広がったら、うまく活用できている人が多いことを知りました!!

パパやママが家で仕事をしながら送り迎えをしたり、「おかえり」をいう…
私の親世代(70歳前後)の働き方では考えられなかった生活スタイル。

会社員をやめたことで
「両立できないなら仕事はやめるしかない」
「リモートで仕事するなんてやっぱり難しい」
「会社員をやめるなんてもったいない」
「母親が家庭のことを担うべきだ」

など、私自身が無意識に思いこんでいたことに気くことができました。

これこそ「ねばならぬビリーフ」の呪縛!!気づけてよかった!!

心理学者で日本カウンセリング学会理事長でもあった國分康孝先生のコトバ
『思いこみをなくせば生き方が変わる』
まさに実感しています!


ママの働き方はパートだけじゃない

地域によりますが、認可保育園を利用するためには基準が設けられていて(月〇〇時間以上の就労など)、特に競争率の激しいところだとフルタイムの点数じゃないと入れないなんてこともありますよね。
必然的に保育園には、似ている土俵にたっているママが集まります。

一方、幼稚園は構造が根本から変わります!

専業主婦・パート・時短勤務・フルタイム・自営業
いろいろなバックグラウンド・プロフィールのママが集まります。

幼稚園では働いているママのマジョリティはパート。
いつもモヤモヤしていたのが…
「正社員」で働いていることを知ると
「正社員なんてすごいね!」と言われてしまうこと。
保育園のときはなかったやり取り。

共働き世帯は(夫婦のいる世帯全体の)約7割に達していますが、やはり結婚や子育てを機に仕事を辞めた方もいて、こどもが幼稚園に入ったから仕事を再開しようかなというときに非正規(パート・アルバイト・派遣社員・契約社員など)を考える人が多い現状があります。

「短時間・週3、4回程度と時間の融通がきくから」
と、いまの自分にちょうどよい!と非正規を選択している一方で
「PCや専門スキルがないから」
「正社員なんて今からは難しい」
と、正社員を諦めている気持ちもあるかもしれません。

昭和の常識が
「男は仕事 女は家庭」だとしたら
共働き世帯が増えるなかで形を変えた常識が
「ママはパートでサブ的に働く」じゃないでしょうか。

💡社会構成主義で読み解く
社会に存在するさまざまな事象は、人間が対話・コミュニケーションを通して、つくりあげたものであるという考え方。
人々がどのように認識するかで、社会全体の常識が作られる。
大多数の人が同意する・同調することが常識になっていく。
⇒日本社会の働き方・男女の役割分担の意識は今まさに変わり始めてる

そもそもわたしは正規・非正規というネーミングがしっくりこないので
「正社員かパートか」じゃなくて「働いている」でどうでしょう!
「正社員かパートか」じゃなくて「⚪︎⚪︎なお仕事」でどうでしょう!

ハンドメイド作家や、料理関連の情報発信など、おうちで時間をコントロールしながら働くスタイルの方にも出会うことができました!!

正社員かパートかの2択ではなく、ママの働き方だって十人十色
多様な働き方がひろがる令和の時代だからこそ
「今の自分に合った働き方をじぶんでデザイン」していきたい!


ママコミュニティでの雑談が苦手

職場の雑談と、ママコミュニティでの雑談。
圧倒的に後者が苦手だと気づきました…。

理由は前段にあるとおり
いろいろなバックグラウンド・プロフィールのママ」がいるから。

同じ会社内であれば、所属する組織や仕事内容、ポジションなどからどんな人なのか少しは想像できますし、そもそも同じ会社という共通点があるので会話の引き出しを持った状態で雑談が始まります。

ママコミュニティでは、幼稚園や同じ組という共通点から始まったとしても、プライベートな話題はデリケートですし、当たり障りのないこどものはなしがメイン。
それぞれが相手を気遣って話をふったり、共感しあったり、絶妙な深さの話を展開する、この「雑談力」はママたちが培った最強のスキルじゃないでしょうか!!

とはいえ、幼稚園の門まで送ったあと、毎日グループでお話している仲良しママコミュニティをみると

(え~毎日何をしゃべってるの~💦)

これはもはやタイプの問題。
私は昔から仲の良い友達が数人いれば落ち着くタイプだったので、がんばって交流の輪を広げたり深めたりすることはやめました。
挨拶と一言二言の会話のあと、さーっと帰っても問題ない。
(もし毎日の井戸端会議がストレスの人がいたらムリせずに🥺)

それでも気の合う人とは自然と仲が深まって、家に招待しあうこともあります。「雑談力」はちゃんと発揮しながらも、自分の心地よい関係を。

理想の「家庭的なママ」にはなれない

わたし勘違いしていました。
会社員ワーママをやめて心と時間に余裕が生まれれば、
理想とする「家庭的なママ」になれると(笑)

朝から手作りのパンを焼いて…
(2回だけやりました)

食卓には何品も並んで鮮やかで…
(気分がのってるときは、ね…)

いつでもお部屋が片付いていて…
(当日いきなりは無理です、隠す時間10分ください)

にこにこしていて優しいオーラ…
(怒らない日がない)

たしかに時間の使い方は変わって、心に余裕は生まれたけれど、
そもそも家事がそんなに好きじゃないという根本は変わらない。
(←自分の本質に気づけたことが大事!)

実は同じように家事が得意でない、どちらかといえば「好きではない」ママは、世の中にけっこう多いです。
でも「ママ」という役割を担っているから、その役割を果たしている!
それぞれの人がだんだんと「ママ」になっていくんですよね。

そもそも【家庭的】を辞書で引くと

【家庭的】
家庭生活に向いているさま。また、家庭を大事にするさま

家庭的(カテイテキ)とは? 意味や使い方 - コトバンク (kotobank.jp)

家庭を大事に考えているママは、「家庭的」合格点なんです!

一般的な理想とされる「家庭的なママ」を目指すのではなく、「こうでありたい」理想のママ像にちょっとずつ近づいていけたらいいなと思います。

わたしの理想は魔女の宅急便のおソノさん


やっぱりこどもとは衝突する

これまた勘違いしていました。
会社員ワーママをやめて心と時間に余裕が生まれれば、
こどもに優しくできる」って(笑)

ただ衝突自体はとってもいいことだと思っています!

ワーママ時代は時間がないからこそ、ちゃんと向き合えてないことがあったと反省しています。

こどもの話を流して聞いてしまったり、
もっとちゃんと伝えないといけないことを蔑ろにしてしまったり…

今は、目を見て話す!こどもの気持ちをよく聞く!ができるようになって、衝突することも多いけどそれは嬉しかったりします。
特に小学生になった上の子は、学校生活・友達関係・習い事、シンプルには解決しないような感情が生まれるようになりました。
その気持ちを話してくれることが嬉しいし、ちゃんと寄り添いたい。

(わたし、こどもとこんな関係を築きたかったんだ💡)

こどもにとって、家族が「なんでも話せる・話してもいい」存在であるように、家庭が心理的安全性の高い場所であるように、これからもこどもとはいい意味でぶつかり合っていきたいと思います。

じぶんにとっての「しあわせ」の条件がみえてきた

「しあわせ」ってなんだろう?の答えは、人それぞれ違いますが、自分の答えを言語化して考えたことってありますか?

会社員ワーママを辞めて、キャリアブレイクの時間をとったおかげで、私はやっと自分の答えを見つけることができました。

といっても完璧な「答え」ではなくて
じぶんにとっての「しあわせ」に必要な条件を書き出せるようになったといったほうが正確かもしれません。

その土台となっているのが
ウェルビーイング(Well-being)という考え。

「ウェルビーイング」は、”よい”の「Well」”状態”の「Being」を組み合わせた言葉で、「健康」「幸福」などに訳されます。

健康や幸福の定義は様々ですが、身体的な健康、精神的な健康、社会的に良好な状態、これらすべてが満たされた状態を、「ウェルビーイング」とすることが多く、個人として「幸福」な状態、というのがわかりやすいでしょう。

ウェルビーイングとは? 意味から具体例までわかりやすく解説 | リカレント (recurrent.co.jp)

感情的で一瞬の幸せを「Happiness」とすると
「Well-being」は持続する幸せ、その幸せな状態のこと。

このウェルビーイングの考えを土台に 人生(キャリア)を考える、
ママに向けた・こどもに向けた事業を始めたいと考えているところです。

会社員をしてきたわたしが「開業」を考えるなんて
それこそ一番の変化!!!

知らない・わからないことだらけではありますが、今は「知ること」「やってみること」を楽しめています。

思いこみで自分を追いこんでいたのは、自分自身。
思いこみを認めることで、「こうじゃないといけない」を捨てることができました。
そして素直に「どうしたい」が受け入れられるように。

人生(ライフキャリア)は、仕事だけでなく生き方そのもの

たまたまこの記事に出会ってくれた方の気持ちが、すこしでも楽になったら、思いこみを手放すことができたら、嬉しく思います♪

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彩菜ayana|じぶんづくりラボ〜親子で取り組む人生プランニング
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