きゅうり なぜ「胡瓜」と書く?
「きゅうり」の漢字にはいくつかあります。
「胡瓜」「黄瓜」「唐瓜」など。
その中でも、一般的に知られているのは「胡瓜」です。
「きゅうり」はウリ科の野菜ですから、いずれも「瓜」という字が入っています。
ではなぜ「胡」という字がつくのか?
この「胡」という字がつくものとしては、他に「胡麻」「胡椒」「胡桃」といった言葉があります。
実はここに共通点があるのです。
それは、古代中国での西の異民族の呼び名「胡」のことで、「胡瓜」「胡麻」「胡椒」「胡桃」すべてが西からシルクロードを経由して伝わったためこの字が使われているそうです。
ちなみに「黄瓜」は、きゅうりが熟れると黄色になることから、「唐瓜」は古代中国の「唐」から伝わった瓜ということが由来となっています。