ディアウォールを使わずに壁を作ったら大きな地震がきた!~切れっぱしが役立つ時~
以前、キッチンにこんな壁を手作りしました。ディアウォールを使うかわりにフロア支持脚というもので壁を突っ張らせるやり方です。
そして2022.3.16に大きな地震がきましたね。地響きが非常に大きかったのでこりゃヤバイのが来た!と、気づいたら飛び起きていました。
ちなみに自宅周辺は震度3~4だったのでが、東日本大震災を思い起こさせるすごい地響きだったので壁が気になって仕方なかったけれどまずは自宅内の逃げみち確保!
で、いそいで壁をみにいってみると、、、倒れずにそびえ立っていました。大丈夫そうなのでひとまず寝て翌日点検をすることに。
最大の心配は、フロア支持脚がちゃんと突っ張っぱっていられるかどうか。
壁を作ったあの日は早く作業を終わらせるべく急いでしまったので、フロア支持脚のボルトをがっちり締めあげていなかったのです。
ちみに、フロア支持脚とは床の下地材なので本来は下の絵のような使い方をするもの。
つまり「面」を支える為に作られたものだから壁のような「線」を支えるものではないのです。
~そして翌日~
よーく見てみると、壁の上部が2センチほど前に乗り出してる!!
下部も少しだけ前に動いていましたが上部のほうがもっと動いています。あきらかに壁のツッパリが足りていない証拠。ボルトがもっとゆるかったら壁ごと落ちていたかもしれませんね。
というわけで、この壁をジャッキアップすることに。
といってもこれ、すごく重いです。そんな重いものを持ち上げたい時に役立つのが「切れっぱしを使ったテコ」の原理なのです。DIYで少しは棒が余ったりしますよね、それを使います。大工仕事では本当によーーく使います。
切れっぱしジャッキアップ
当たり前ですが長い棒を使ったほうがより楽です。下に物体をかませているのは可動域の確保と床のキズ防止です。このやり方で持ち上げてはボルトを締めあげる、をくり返し壁をしっかり固定すれば完了。アパート自体が崩れないかぎりもう大丈夫。と思います。
ちなみに後付けの吊り棚は、見えない箇所にビス打ちをしておいたのでビクともしませんでした。固定をしていなかったらブランコ状態になっていたかもしれません。やはり固定は大事ですね。
以上「あの壁の今」でした。
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