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麻布台ヒルズの裕福そうな親子連れ。やっぱり社会は平等ではない。

先日仕事で東京に行った際に、麻布台ヒルズに寄ってみました。

麻布台ヒルズは森ビル株式会社が手掛ける複合施設です。

ショッピングセンターやマンション、インターナショナルスクールも入っており、The お金持ちのための施設です。

もちろん旅行者や近隣住民も楽しめる施設になっています。

マンションの最高価格は200億円というニュースも世間を騒がせていましたね。


麻布台ヒルズで見た裕福そうな親子連れ

麻布台ヒルズで見るからにお金があって、幸せそうな4人家族を見かけました。

ご両親は身なりにお金をかけており、穏やかそうな方です。

お子さん2人もいいところのお子さんだと一目でわかります。

あまりの幸せオーラに圧倒されてしまいました(笑)

そんな光景を見ながらこの子たちの将来を勝手に想像していました。

裕福そうな子どもたちの将来

幼稚園から私立で周りもお金持ちの子どもばかり。

そのまま中学高校と恵まれた環境で育ち、教育や体験に多くのお金をかけてもらえます。

もちろん本人たちも勉学に励み多大な努力をするでしょう。

海外旅行は南国などリゾート地はもちろんのこと、ご両親は子どもたちに見聞を広めてほしいと、貧しい国にも連れていくと思います。

そこで子どもたちは他の国が日本のように豊かでないことを知ります。

一方でアメリカなど日本より豊かな国があることも知ります。

それらの体験は子どもたちの価値観を形成するうえで非常に重要になります。

また学生時代の友人たちは優秀な人間が多く、そのネットワークが人生最大の財産になり、子どもたちの人生をより有意義なものにするでしょう。

私の地元の子どもたち

私の地元の子どもたちの人生を比較してみます。

私の地元は人口1万人以下の海が近い小さな町です。

いわゆる田舎ですね。

悪いことをした翌日に痣だらけで登校してきたA君

小中学校時代の友人A君。

彼は私たちと悪いことをするたびに、翌日顔が痣だらけになって登校してきました。

悪いことをしたら殴って教育をするという、A君のお父さんの教育方針です。

A君は高校卒業後、連絡が取れなくなりました。

私が大学時代にA君の彼女を名乗る方から連絡が来ました。

彼女に子どもができたと分かってA君は行方不明になったそうです。

中学卒業後、暴走族に入ったB君

B君とも小中学校が同じでいつも遊んでいました。

B君のお母さんはいわゆる教育ママで、小学校低学年から多くの習い事をしていました。

中学に入りB君は悪い先輩たちと遊ぶようになりました。

高校は受験せず、そのまま暴走族に入ったB君。

私が大学時代にB君と一度会ったのですが、全身に入れ墨を入れていることを嬉しそうに話してくれました。

それ以降は一度も会っていません。

一部の子たちは進学校へ

私の地元でも一部の子たちは進学校へ進みます。

そのほとんどは大学や専門学校へ進学します。

大学を選ぶ際には下宿をするとお金がかかるからと、家から通える学校にしか行けません。

大学時代に留学に行きたいと言っても「お金がないから」と断られます。

学費はもちろん奨学金を借ります。

数百万の奨学金という借金を背負って社会に出るので、マイナスからのスタートですね。

読んでいただいて分かるかもしれませんが、これは私の体験談です。

私は自分が不幸だったと言いたいわけではありません。

むしろ幸せな家庭で育ったと思います。

そして私は現在幸せに生きられていることも、自分の努力のおかげとも思いません。

生まれ育った環境や遺伝的要素など運が良かったのでしょう。

社会なんて平等ではない。それを分かったうえでいかに立ち回るかが大切。

麻布台ヒルズで見た裕福そうな子どもたちと、私の地元の一般的な子どもたち。

私はこんな社会がおかしいから変えよう、とか思うタイプではありません。

日本に生まれただけで幸運です。

日本の格差なんて国別の格差を見れば微々たるものでしょう。

私は奨学金も返済していますが、奨学金の金利の低さを考えれば全くおかしいとも思っていません。

当然のことながら社会は不平等です。

日本に生まれた幸運を理解した上で、いかに人生をうまく立ち回るか。

麻布台ヒルズの幸せそうな家族を見てそんなことを感じました。



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