会社に行くのが嫌なら休んだらいいんだよ。元仮病の達人からのアドバイス。
先日久しぶりに会社を休んだ。
38度を超える高熱、悪寒、頭痛、関節痛。
完全にコロナだと思って翌日病院に行った。
結果。
コロナもインフルも陰性!
高確率でコロナだと思っていたのでホッとした。
とても真面目な後輩の友人
会社を休むと言えば、先日後輩からこんな話を聞いた。
後輩の友人のように、世の中にはとんでもなく真面目な人がいる。
その後輩におっさんの昔話をしていた。
仮病の達人
私は新入社員のころから、会社に行くのがイヤな日はしょっちゅうサボっていた。
イヤな日というのは、上司の機嫌が悪そうな日や、二日酔いの日、私がいなくても回る日などだ。
休む口実に関してはバリエーション豊かだ。
鉄板は風邪だ。
ただ、私が入社した頃の会社は風邪だけで休むと「それぐらい我慢しろよ。」と思われてしまう。
風邪だけでは足りないのかと学んだ私は、嘔吐をよく使った。
二日酔いの時は嘔吐と言っても嘘ではないし、仮に私が会社に行ってゲロをぶちまけたらみんなイヤなのである。
一番理解が得られないのは頭痛だ。
これを使いすぎると疑われるので私は過去に2回しか使っていない。
当時、欠勤の連絡は電話でしなければならなかった。
これがめちゃくちゃウザいのだ。
体調不良者に電話させるって鬼やん。と何度思ったことか。
そして電話は演技をしなければならないのでめんどくさいのだ。
風邪の時は
「ゲホゲホ。おはようございます。みかんです。本日風邪を、ゲホゲホ、引いてしまいまして熱もあるので、ゲホゲホ、休ませてください。ゲホゲホ。」
嘔吐の時は
「ハアハア。おはようございます。みかんです。朝から嘔吐が、ウゥ、ひどくて。トイレから出られない状態です。ウゥ。今日は休ませてください。ウゥ…。」
大人になってまで仮病の演技をさせられるこっちの身にもなってほしい。
そんなことがあり今の私のチームで欠勤連絡は全てLINEにしているが、それはまた別の話。
人に迷惑を掛けたくないという真面目さ
こんな不真面目な私なので冒頭の後輩の話は驚いた。
驚いたがよくよく考えれば周りを見渡すとそんな人が多い。
普通に考えてみたら、誰しも会社に行くのがめちゃくちゃイヤな日なんて1年に何回かはある。
それは普通のことだと思う。
でも、みんながんばるのだ。
気力を振り絞って会社に行くのだ。
そして、体調が悪いのに出勤している人を頑張っていると認める人たちもいるので本当に驚きだ。
時代が昭和で止まっている生きた化石だ。
会社はチームで動く仕事が多いから、周りに迷惑をかけてしまうという気持ちもわかる。
今回の真面目さとは、「人に迷惑を掛けたくない。」ということなのだと思う。
もっと言えば、自分が休んだことで同僚がカバーしてくれたという、恩の負債が発生するのが嫌なのだと思う。
恩の負債は精算しなければならないので、何かひとつ同僚にいいことをしなければならなくなる。
(ちなみに今回の欠勤はスタバを奢ってチャラにした。)
しかし、こんなことを真面目に考えてしまうと精神が持たない。
20代の私が仮病で会社を休んだ時、こんな風に考えていた。
「そもそも私に会社に行かせたくないと思わせる、上司のマネジメント能力の欠如だな。上司よ、もう少し精進しなさい。」
自分のことを全て棚に上げた、完全な他責思考である。
このように私は仮病の達人なのだが、不思議といつも仕事は何とかなった。
私が休んだところで周りには迷惑をかけてしまったが、それでも何とかなったのだ。
ここに1つの真実がある。
会社は私なんかいなくても回る(笑)
この真実を知った時の気楽さといったら。
そうなのである。
会社という大きなシステムの中に配置されているサラリーマンは、1人いないところで何とかなるのである。
それはあなたも私も。
会社に行きたくないのなんか普通だよ
視点を変えてみるといい。
普通会社は毎日真面目に行くものとみんなが思っている。
でも、そんな強靭なメンタルを持っている人ばかりではない。
その筆頭は私だ。
会社に行きたくない日だってあるのだ。
毎日会社に行くのが楽しみという変人も一部いるが、それは例外だ。
私の代わりに行ってほしいぐらいだ。
もしかしたら、会社をサボる方が普通なのかもしれない。
だってイヤなものはイヤなのだ。
イヤな気持ちにいつも蓋をしていたら、そりゃあなた、精神に不調をきたしますよ。
調べてみたら日本人の平均寿命は男性81歳、女性87歳とのこと。
一昔前と比べて人生は長期戦になった。
80年以上も生きるのだとしたら、自分の心と身体に鞭を打ち続けて生きるなんてどこかでボロが出るでしょ。
こんなことを書きながらも、今まで迷惑をかけた人たちには申し訳なく思っている。
そして会社を仮病で休むと翌日出社するときに、会社に行くのが10倍ぐらい嫌になる。
仮病作戦を使う人はこのことを重々理解してほしい。
仮病で休むのも別の意味で強靭なメンタルが必要なのだ。
会社作ったらこんな休暇制度作りたい
私が会社作る時は、やる気が起きないので会社を休みます休暇制度を作ろう。
天気がいいので午後はバーベキュー休暇も。
配偶者の機嫌が悪いのでケアします休暇も。
子どもが初めてママと呼んでくれたので今日は1日子どもの成長を見守ります休暇も。
株価が暴落したので今日は精神を統一します休暇も。
ダメだ。やりすぎると1年中休暇になってしまう。
さいごに
休みの間の部下たちとのLINE。
部下が優秀すぎるので、私なんかいなくても回るのだ🤣
おしまい!