HEROの話

この前、TVでやっていたHEROの映画を観ました。
小学生の頃、クラス全員見ていたんじゃないかってくらい人気だったあのドラマ。今回の映画も公開から14年も経っていたというのだから驚きです。当時公開された時に映画館で観た記憶はあるのですが、改めて今回TV放送ということで観てみました。

お、面白いな、、、。
ひとつの事件に様々な人間の思いが溢れ交錯しているところを、主人公の久利生(木村拓哉)が一本道に綺麗に通すような。最後の裁判シーンは霧が晴れるようなスッキリした気分になり、一視聴者であるにも関わらずガッツポーズをしてニヤリと笑ってしまいました。ひとりでよかった。

元々はTVシリーズで始まったHERO。知らない人がいるかもしれないので簡単にご説明すると、中卒で司法試験に受かった型破りな検事、久利生が東京地検のある支部に赴任し、クセのある同僚検事や事務官と共に担当事件を解決に導くという基本1話完結の話です。ちなみにヒロインとなる担当事務官・雨宮は松たか子。
記憶している限り、ゲストが毎回豪華な気がしたのですが、さすがに20年前のドラマゲスト、思い出せるわけもなく調べてみました。ここで全員を記すのはとても難しいですが、ゲストだけで全然ドラマ作れるのでは?という豪華さ。おまけに主題歌を担当した宇多田ヒカルがウエイトレス役としてサラッと登場するなど遊び心あるゲスト出演もあります。
そんな豪華ゲストの事件を久利生と雨宮がバッサリと解決、そして2人の恋愛も回を増すごとに盛り上がっていくのです。ばっちり月9要素も抑えていますね。ただ、恋愛要素よりも事件や捜査の方にフォーカスが当てられており、「事件の真相を捜査し解決もしながら、2人の仲も回を増すごとに深まっていく」という最高に職場恋愛の理想の形を作り上げているのです。職場恋愛したことないけど。

しかし14年ぶり2回目の視聴であるにも関わらず、こんなに楽しめるとはやはりHEROというドラマはとんでもなく面白い作品なのでしょう。特に私のように推理モノやTVでたまにやっている警察24時なんかが好きな人には中毒性が高いのではないでしょうか。いわゆる勧善懲悪、のような。そして尚且つHEROは、その解決法も相手がぐぅの音も出ないような理論で論破して勝利!1話完結!ハイ次!というスピード感が気持ちいい。さらには月9対応の恋愛要素。これだけの要素が一気にひとつの作品に詰まっている。これはハマってしまうでしょう。

ひとつの映画を久しぶりに観ただけでここまで語ってしまいました。おそるべしHERO。第1期は全話が視聴率30%越え、という伝説級のドラマなだけある。調べていくうちにドラマ版も観たい!と思いましたが、どうやら御贔屓のAmazon primeさんとNetflixさんでは映画版だけのようでした。FOD独占配信みたいです。誘惑がすごい。どうしよう。


まだまだ日中に時間もあるので、観た映画とかドラマの感想文でもここに残してみようかな。実は最近iPad用のBluetoothキーボードを購入したので、物を書くということがとても快適で楽しくなっているのです。ゆるゆると思ったことをまた書き綴ろうと思います。

では、また。

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