わが家のケアマネジャー変遷記
介護を始めた当初
ケアマネジャーを
変更できることも
悪質なケアマネジャーを
自治体窓口に通報できることすら
知りませんでした。
最初のケアマネジャー2人は
地域包括支援センターからの派遣
相談できる相手ではなく
信頼関係を構築できる相手とは
ほど遠い存在でした。
ケアマネジャーって
こういう人達なのだ!
と勝手に思い込み
相談も
頼りにも
しませんでした。
月に1度のケアマネジャー訪問日は
とてもブルーな気持ちに
この状態が数年間続きました。
母が要支援から要介護となり
ケアマネジャーが
居宅介護支援事業所
からの派遣となりました。
そこで初めてケアマネジャーは
介護生活の重要なパートナーであり
相談相手であるのだと知りました。
皆さんにケアマネジャーが変われば
こんなに介護の質と満足度が
変わるということを
知っていただきたく
わが家のケアマネジャー変遷記
を作りました。
また良いケアマネジャーの見分け方も
別記事
"ケアマネジャーの見極め方”
に簡単にまとめているので
ぜひごご覧ください。
<要支援1時代>
①地域包括支援センターから
派遣された若い男性
着任後いきなり特定福祉用具販売の
「10万円分を全て消化して下さい」
と言われた。
"特定福祉用具販売とは
利用者が可能な限り自宅で自立した
日常生活を送ることができるよう
福祉用具販売の指定を受けた事業者が
入浴や排泄に用いる貸与になじまない
福祉用具を販売すること。
同一年度で購入できるのは10万円まで。
利用者負担が1割の方の場合
9万円が介護保険から給付される”
「ポータブルトイレ以外必要なものがない」
と言うと
「だったら入浴椅子と残りはサポーターと
コルセットで消化してください」
と言われ
訳がわからないまま
購入してしまうはめに!
次に自分のすすめる
「○○病院のデイケアへ通ってください」
と言われ
しぶしぶ行くことに。
2、3度通所後ことわると
すごい剣幕で電話してき
「なんで勝手にデイケア断るんや!」
と直接高齢の母に暴言吐き散らし
一方的に電話を切った。
その後
彼は事業所から失踪。
この経験以降
母は極端に通所サービスを
拒絶するようになった。
あとで通所サービスが必要となった時に
通わせるのに本当に苦労した。
<要支援2時代>
②地域包括支援センターから
派遣された若い女性
母を完全にボケ老人扱い
いつも上から目線の口調!
訪問日はとても憂鬱になった。
たとえば次回の訪問日の確認の際には
「いいですか!
次回は〇月〇日に訪問します。
わかりますか!
絶対に間違えないでください!
わかっていますか!」
と語気荒く
会うたびにとても不愉快な気持ちに。
母はケアマネジャーが帰るたびに
「まだ私は全然ボケてないのに、、
あんなきつい口調で物言わなくても、、」
と悔しそうに言っていた。
<要介護1時代 >
③居宅支援事業所から
派遣された中年女性
母は要支援から要介護に介護度があがり
ケアマネジャーが
地域包括支援センターから
居宅支援事業所からの派遣に変更。
とても物腰のやわらかな女性で
母のえんえんと続く長話を
いつも最後まで親身になって
聞いてくれていた。
母も信頼し
ケアマネジャーの訪問日を
楽しみにしていた。
また住宅改修も勧めてくれ
手すりの設置やバスタブの変更も!
住宅改修の際
父がわからず屋で母に文句言うのを
うまく取りなしてもくれた。
その後
居宅支援事業所の
担当地区変更となりお別れ。
彼女以外のケアマネジャーで
介護できるのだろうかと
とても不安になった。
<要介護1時代~最期まで>
④居宅支援事業所から
派遣された中年女性
とてもしっかりした方。
ともかく対応がとても速くかった。
訪問日に相談や依頼をすると
その日のうちに話を進めて
その日のうちに必ず電話をくれた。
メールで問い合わせしても同じ
私もとても信頼でき
安心して自宅介護ができた。
何よりも情報量が多かった。
また介護事業所のみならず
病院情報もたくさん持ち合わせていた。
いつの間にか
母の性格・ライフスタイル・好みなどを
把握されていて
母が拒絶していたデイサービス先も
母の性格に合うところを見つけてくれ
なんとか通わせることに成功した。
その後デイケア・ショートステイ先も
母に合うと思うところを
いくつか探し出してくれ
その理由も必ず説明してくれた。
契約前に必ずお試し利用も
アレンジしてくれた。
母の死後
もう会えなくなるのかと思うと
とても寂しくなった。
①②のようなケアマネジャーで
信頼関係を築くのは
もはや無理です。
特に①のような言動の
ケアマネジャーについては
すべて録音やメモを残し
市町村役場窓口にご通報ください。
どうか皆さんの中にも
ケアマネジャーが信頼できない
性格が合わない
と感じたら
派遣先にケアマネジャー変更
の申し出をしてください。
また派遣先が動かない場合
市町村窓口に連絡するなどし
根気強く交渉してみてください。
信頼のおけるパートナーを探し出すために
そして
満足のいく介護生活を送るために