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直感と自信を大切に 真っ暗闇から一歩踏み出すことで得た大きな変化

CAREER MARKの5期インターンとして活動していたさとこさん。当時の他己紹介インタビュー記事中では、帯同開始時は退職して日々の目標がなくなったことで「迷子」だったと、ご自身のことを表現していました。しかしインターン期間中に徐々に活動の幅を広げ、今ではヨガインストラクターや、子どもの教育に関する複数の講座の講師として活躍されています。なぜ様々なことにチャレンジできるのか、そのパワーはどこから来るのか、インタビューで聞いてみました。

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【早川さとこさん(アメリカ ニューヨーク在住)/現在の活動】
2021年より小学校教員を退職してアメリカ、ニューヨークへ駐在帯同。
2022年4月~9月、CAREER MARK第5期インターンとして活動。
インターン活動期間中にヨガのティーチャートレーニングを受講。またオンライン家庭教師としても働く。
インターン卒業後はヨガインストラクター、さらには「子どもの才能を120%引き出す親子の関わり」「子どものお金の教育」「性教育」についての講座を開く講師としても活動中。


「子どもが幸せに生きていけるように」活動の幅を広げてきた

ーさとぴょん(さとこさんのニックネーム)は、今すごく色々な活動をしているけど、それらを始めようと思ったきっかけを聞いても良いですか?

まずヨガは日本にいたときからずっと細く長く続けていて、でも奥が深すぎて人に教えるのは無理なんじゃないかと考えていたんです。ですが、ニューヨークに来てからご縁があって出会った先生がインストラクター養成講座を開くことを知って、飛び込んだのがきっかけでした。その先生が教えてくれているヨガを、他の方にお伝えできるようになることに惹かれました。

またヨガの技術を学ぶこととは別に「教室を開くこと」、つまり人を集めたりSNSを発信したりすることについて学ぶ講座も開いてくださり、それにも参加しました。その講座は教室運営のノウハウだけじゃなくて、自分がどうやって生きていきたいか、例えばいくら稼げば自分は幸せなのか、理想の生活はどうやったら実現できるのか、というようなことも考える講座でした。その後自宅でヨガ教室を開いたのですが、最初は初めてのことばかりだったので不安や心配もありましたね。でもおかげ様で一年続けることができ、自信がもてるようになりました。

ーなるほど、良い出会いがあったのですね。もう1つの講師業に関してはどうですか?

ママ向け講座の講師についてはインスタグラムで見つけました。CAREER MARKのインターンをやっている時は、インスタを触ったことがなく、かなりビクビクしながらの更新だったのですが、ヨガ教室を開くにあたってインスタでの発信や世界観についても学びました。そうしてインスタに触れるようになって、子育て系のおすすめをチェックする中でたまたま見つけたんです。

今講座で何をお伝えしているかというと、まず0歳から6歳までの子どもとの関わり方や発達を知ることで、子ども一人ひとりが持っている才能を親が引き出したり伸ばしたりしていくもの。2つ目がお金の教育。そして3つ目が性教育。この3つの講座を開講しています。

なぜこの3つなのかというと、帯同前に小学校の教員をしていたのですが、この3つは学校では絶対習わないけどものすごく大事だなと感じているからです。一番子どもが小さいときの親子の関わりは、その子の人生の土台になるところです。でも子どもの発達や関わり方については妊娠中に少し聞くくらいで、未就学児とどう関わったら良いのかなんて知らないじゃないですか。一生懸命育児本を読んでも、実践できなかったり。それはとてももったいないことだなと感じています。

お金も生きていくうえで欠かせないものなのに、学校では教えてくれないし、親も子どもにどう教えるかわからない。例えば子どもが不登校になった場合、「勉強はどうするの」って話になるけど、それって結局「将来どうやって稼いで生きていくの?」というお金の話だと思うんです。子どものうちからお金の話をすることで、「自分はどうやって生きていこうか」ということを自分で考えられるようになってほしいと思い、講座をお伝えしています。

性教育も誰かが教えなければ、子どもがネットや周りの友達からどんどん不正確な知識を仕入れてしまい、それがその子の土台になってしまう。そもそも性教育は、“あなたの命はかけがえのない大切なもの”という考えが根底にあって、子どもに伝える順番がとても大事なんですよ。

ー「学校で教えてもらえないけど生きていく上で大事なことを教える」という視点でテーマを選んでこられたのですね。たくさん活動が増えたようですが、ヨガインストラクターも続けていくのでしょうか?

ヨガと講師業については、私の中では繋がっているんです。
そもそも私は「子どもは等しく幸せであってほしい」と考えていて。子どもはどんな親のもとに生まれるかや、生まれる場所を選べない。子どもの力ではどうしようもできないことも多いし、親に放り出されたら生きていけないですよね。じゃあ、子どもが子どもらしく幸せに生きていくために何が必要かというと、親がちゃんと満たされて幸せであることと、親が子ども自身のことや発達の仕方について知ることなんじゃないかと考えたんです。

子どもについてよく理解していれば、変にイライラしたり、ダメな親だと自分を責めなくて済むようになる。ヨガも、体がスッキリするだけじゃなくて、自分の内面を見ていくものなので、それでママが楽になってハッピーな気持ちで子育てできたら、子どももハッピー!というところに繋がっています。

自宅とオンラインでヨガのレッスン

自分が思ったことしか実現しない

ー複数の活動どれもが、さとぴょんの信念に繋がっていることが理解できました。
でも新しいことを学ぶ、しかも結構大きな講座を受講して資格を取るというのは、なかなかハードルが高いと思います。そこはどう乗り越えてきたのでしょうか?

エイヤーって感じ!

ーエイヤー(笑)

0.3秒で決断する、判断する前に決断するっていうのを大事にしています。
ヨガ以外の講座については、もともと「こういうものを教えたい」と思って探してたわけではないんですが、直感で「いいな」と思ったんです。そういう自分の直感は大事にした方が良いし、その気持ちにフタをしないでとにかくやってみたら良いと思います。

ーでも帯同中にお金を使うのを躊躇する方は多いですよね。

そうですね。わかります。
だけど私もお金の勉強をして改めて思ったんですが、何かを学ぶには必ずお金が必要になってきます。アメリカの大学生の8割は親ではなく、学生が自分で学費を出しますが、だから必死に勉強するし、大学で何を学ぶか明確です。本気で自分を変えようと思ったら、お金を出して体系的に学ばないと難しいと思います。

そういう私も実はずっとお金を貯めこんできていたのですが、この先それを20年30年と眠らせておくのはどうかなと。そのお金を今自分に投資して、今後自分が稼ぐ方が眠らせておくよりよっぽど良いと思い直しました。まだ投資した額を回収できていないですが、「今後、自分はお金に困らないぞ」って根拠のない自信を持っているので(笑)

ーすごい(笑)それはもともとの性格?

もともとの性格ではないです。
でも「自分が思ったことしか実現しない」っていうのを学びと経験から実感していて。だから「自分はお金に困らない」って信じています。子どもも扱った通りに育つと言われているので、例えば「こんなこともできなくて…」とずっと言っていると本当にできなくなる。「自分自身をどう扱うか」ということもとても大事です。自分はできないって思っていたら、一生できないし、できると思えば、できるようになるんです。

娘を友達のお家に送り届けた後、カフェでインスタ投稿文作り

誰でも暗闇から一歩踏み出せる

ーそれって駐在帯同を始めたときとは全然違う心持ちですか?当時の自分に声をかけるとしたら何と言うでしょうか。

そうですね。もう全然違います!当時は世の中全部真っ暗みたいな感じで、こんなに日頃笑ってもいなくて。もう声のかけようもないというか…。でもここまで変化できたので、当時のことも捨てたもんじゃないと思えます。その時の経験があるから、今があるのかもしれないですしね。

CAREER MARKのインターンに応募したのも、今なら0.3秒で決断できるけど、当時は本当に大きな決断でした。応募フォームに志望動機を書くのも面倒だなって感じていましたしね。でもそこの一歩を踏み出したことで、広がってきたと思います。その経験があるからこそ「気になったことはなんでもやったらいいよ!」と思えますね。

ーさとぴょんは商社勤務から資格を取って小学校教員へジョブチェンジするなど、もともとかなり行動力があるように思えますが…。

当時は「目標」がちゃんとあったんですよね。「この会社に入りたい」とか「先生になりたい」とか、それがあったから頑張れた。でも帯同したらその目標が全部なくなってしまって。だから「これからどう生きていこう」みたいな気持ちでした。

ーでは、ここ2年くらいで大きな気持ちの変化があったんですね。
今の目標はなんでしょうか?

今はそうですね…「アメリカにいる間」に何かをやりたいとは思います。たくさんのインストラクターがいる中で、アメリカに住んでいるというだけでも覚えてもらえるので、それを活かして色んな人に知ってもらいたいですね。

日本に帰って何をするかはまだ決めていませんが、「アメリカで何していたの?」と聞かれたときに「あれもこれもやって最高でした」と言いたいです。

ー再就職の可能性もありますか?

わからないけど、そういう可能性もあるかもしれません。今はフリーランスのインストラクターなので、全部自分でやらなければならない。その点、会社員だった時は恵まれていたんだなと改めて感じました。本帰国後のことはまた、その時やりたいと感じた直感に従っていくのではないかと思います。でもインストラクターや講師の仕事は、できれば長く続けたいですね。今は副業をしている人もいますしね。

ー柔軟に、でもやはりエネルギーを感じますね。

今まで溜め込んでたものを全部放出してるんですよ(笑)
自己投資をするお金や時間を使えるのは、普段の生活には困っていないからで、そこは夫のおかげでもあるし、本当にありがたいことです。でも「子どもがいるから」「海外にいるから」できないって考えてる人が多い気がして。「できない」じゃなくて「今は家族を大事にしたいからやらない」という選択なら良いと思うんです。「環境のせいでできない」と思っていることは、多分できる。『みんな本当はできるよ!』ということを自分でも大事にしていきたいし、他の方も思ってくれると嬉しいですね。

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インタビュー・文:
CAREER MARK インターン 鳥羽夕紀美

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