コミュニケーションクラッシャーといわれる7つのタイプ
最近は人間関係でギスギスしています
多くの人から受ける相談にあるのが、社内での人間関係やパートナーや家族との関係でギスギスしていることです。
家にいても、会社にいてもギスギスしているので、精神的に疲れている人が増えている。
よくあるのがLINEの既読無視が怖いから、即レスをしてしまうと無限地獄に入ってしまい、睡眠不足になることもあります。
携帯は肌身離さずと思っている人が多く、メッセージを読んだらすぐに返すことが当たり前のように思われている。
メッセージを忘れただけで、ハミゴにされたり、無視されたりする。
通常であれば二度と同じことを繰り返さないように提案をすることができる。
しかし、怒りが先に来ているからこそ、喧嘩になってしまうことがよくあります。
批判は健全なコミュニケーションを破壊する7つの習慣の1つなんですね。
どんな人間関係にもコミュニケーションが必要です。
残念ながらうまくいくコミュニケーションを取れていない人がほとんど。
うまくやっていくことも容易ではありませんから。
人間関係をよくする7つの習慣
コミュニケーションの大敵となる7つの習慣は、慣れ親しんだ習慣が人間関係を阻害していることが基本的な考え方です。
その習慣を見なおしてより良いものに変えていけば、コミュニケーションを向上させることができ、人間関係を改善することができるようになる。
人間関係が健全なものであるとして、正しいコミュニケーションの妨げになる7つの習慣がある。
1:善意の批判
人々はいろいろな理由から批判します。
例えば携わっている社内のプロジェクトが上手くいかなかったり、パートナーとうまくいっていなかったとします。
それを正さなければならないという気持ちになるかもしれません。
そうしたケースは多かれ少なかれポジティブな建設的なことから始まるといいのですが、そういう場合には批判よりも建設的な意見を出していることになります。
しかしよくないコミュニケーションのもとになると、批判とは不当な理由で誰かを打ちのめすことになります。
いくつかの例を見ながら検証してみましょう。
相手を傷つける批判
単にその人が嫌いだという理由だけでいじわるなことを言ってしまうことや
攻撃的なことを言ってしまうことになる。
フラストレーションのはけ口になる批判
時として人はフラストレーションがたまっているときや、
物事が思い通りに進まない時にはネガティブなはけ口が必要になります。
自分をひけらかす批判
自分がいかに権力があるか、頭がいいのか、知識があることをひけらかしたい時に使う批判。
建設的な批判を受けたとしても、自己防衛に入る人が多くいます。
しかし、相手を傷つける気持ちが出ている批判なら、まったく耳を貸すことはありません。
それがコミュニケーションを抹殺することになることには気づいていない。
コミュニケーションを向上させるためには、批判をすることより成長をうながす意見をすることをオススメします。
支援と励ましは効果的なコミュニケーションで思いやりのある習慣。
2:非難する
誰かを非難するときのお約束。
自分の事は棚に上げておいて、全部相手の責任にしてしまう。
誰に非があるのかということをいっていてもらちがあきません。
率直な対話という点から見ると、相手を避難することは意味がありません。
何かに不満があることをいいたいということはよくわかります。
しかし、それをやっていては解決することができずに、負のスパイラルに突入してしまうことになるでしょう。
例えばあなたが携わっているプロジェクトが、1人のミスによってリスケをしなきゃいけない事態になってしまったら、
あなたはリーダーに対して、次のようにいうかもしれません。
「注意して欲しいのですが、締め切りを設けることは必要です。今のスケジュールはチームの力を見て、無理のない締め切りを設定している判断でしょうか。」
このいい方は非難することなく、解決を目的とした発言です。
非難するいい方は、「あなたが締め切りを守れなかったから、チームの締め切りを守れなかった」という。
最初のいい方は問題解決に焦点を当てています。
もっとうまくやることが出来ればきっとうまくいくという選択肢も残っています。
あとのいい方は謝罪するしかなく、詰めるだけ詰めるやり方です。
コミュニケーションを殺してしまうのはあとのいい方です。
3:愚痴を言う
みなさんも愚痴をいうことありますよね。
例えばタクシーの運転手さんにいろいろと話しをしたり、利害関係のない友だちにいろいろと話しをしたりしますか。
話し手としてはスッキリしていいのですが、聞き手としては苦しめられることもよくあります。
愚痴をいうことは悪いことではありませんが、コミュニケーションが不成立していることに気づいていますか。
愚痴は聞いている人を疲弊させてしまうのです。
自分に関係のないことだからこそ、想像力と話の展開を聞いていないと、同調されたり、振られた時に曖昧にすると、話し手の逆鱗に触れる可能性があるからです。
話し手が一方的に話をしているだけなのに、人に悪影響を与えてしまう。
愚痴は聞きてにプレッシャーを与えていることになるからです。
愚痴をいうと聞かされている側は問題解決できるのか、愚痴に逃げ出すかという2択になります。
どちらにしても相手との関係が悪化するか、距離が長くなってしまうかということになりそうです。
自分の胸の仕えを取り払うためには愚痴をいうことは必要ですが、誰かを愚痴のはけ口にしてはいけないということです。
人はさまざまな理由から愚痴をいうことになります。
大きく分けると3つにわけられ、どれも人間関係に影響を与えることは間違いありません。
はけ口にする
強い感情を開放するために愚痴をいうこと。
積極的で効果的な愚痴
愚痴を言う人は前向きにカイゼンをしてほしいから、責任のある人に愚痴をいうこと。
いっても仕方ない愚痴
愚痴を言っている本人がコントロールできず、
コントロールをしている気分にさせるために愚痴をいうこと。
友人やパートナーが愚痴をいうこともあるかもしれません。
愚痴ははけ口になってしまうと同時に、コミュニケーションの機能を失います。
ある時点であなたからココロが離れていくことは間違いありません。
愚痴る前に一度次の3つのポイントを考えてみましょう。
アンガーマネジメントならぬ、愚痴マネージメントってところでしょうか。
1:愚痴は具体的で自制心のあるものだろうか。それとも一般的な曖昧なのだろうか。
2:何度も同じ愚痴を繰り返しいっていないかどうか。
3:ネガティブな状況を想定していないといけないのかどうか。
愚痴は誰でもいいますし、時にはそれが目標を達成することもあります。
しかし、コミュニケーションの観点からは要領を得ない、
どうにもたどり着かない愚痴ほど会話を閉ざしてしまうモノはありません。
4:しつこく、ガミガミいう
がみがみということは、してほしいことを相手にさせようとして、しつこく相手を攻めることです。
この行為はコミュニケーションを断絶することを意味していますが、ほとんどの人は気づいていない。
よーく考えてみてください。何かとしつこく言い続ける人間は相手と連絡が取れなくなっても不思議ではありません。
それは非生産的な行動であるともいえるでしょう。
ガミガミいわれることは誰も好きではありませんし、ガミガミいうこともあまりいません。
これはよくある人間関係の問題であるということに気づきませんか。
しかしどうやってアラ探しをやめて、効率的なコミュニケーションを取るのか。
シンプルに共感と妥協を学んでつかえばいいのだか、簡単なことではない。
子供に対して陥りがちなコミュニケーションは3つあります。
良し悪しではなく、励ましに重点を置く
結果よりも過程に重点を置く
批判するより感情をあらわすこと
まずは決まりをつくることからはじめましょう。
誰かに何かをしてもらうのであれば、いつやってもらうかを妥協しましょう。
すぐやるのか、早急にやるのか、やれたらやるのかなど、ルールを決める事で、お互いにフラストレーションなく、進めることができる。
そしてそのあとは二度と同じことをいわないようにしましょう。
悪循環のスパイラルになるのが、ガミガミいう、反抗する、ガミガミいうというスパイラルです。
これは完全に無限ループに入り込んでしまうことになり、抜け出すことができなくなります。
相手はあなたがいう要求を満たすことに同意して、あなたがその話に二度といわないことに同意したことになる。
相手がしてほしいことを実際にしてくれるかどうかは別の問題ですが、少なくてもガミガミいう習慣をしなくてすむことには繋がります。
5:脅す
誰かを脅すということはコミュニケーションが閉ざされることは明白です。
話し合いの余地はなく、話は一方通行で終わってしまうことになります。
誰かを脅すと恐怖と支配の源となり、いいコミュニケーションにはなりません。
これが最後通告となり腹が立つことになります。
もちろん人間関係を成立させる上で、最後通告をすることも必要です。
しかし多くの場合には相手を操るために脅しを使っている。
そしてそれと同時に最後通告をすることになるから不思議である。
脅しは子育てにも意味がないことです。
1つめは人に何かをさせるためには、最後通告か暴力で支配することを教えます。
2つめは相手が開き直る可能性があるということ。
最も大切なことは子どもとの信頼関係を失うことになります。
これに対する思いやりのある習慣として、信頼と尊重があります。
誰かを信頼すると相手を支配することとは違います。
相手にココロを開くようになり、それが効果的なコミュニケーションになる。
パートナーが何かをしてくれない時、脅かす代わりに自分が何をして欲しいのかをしっかり伝えましょう。
説明をするということは、重要な事を話すことができるぐらいに相手を信頼して尊重しています。
そういう状態がより良いコミュニケーションを生むことになります。
6:罰する
脅しにはバツがつきものですが、それはネガティブな力を使って人の行動をコントロールすること。
支配やコントロールは良いコミュニケーションができません。
コミュニケーションはお互いに行き来をしますが、コントロールは一方通行です。
罰と躾の境界線は曖昧ですが、意図していることはまったく違います。
罰は悪い行動に対して焦点がいきますが、しつけについては進捗に焦点がいきます。
例えば子供が悪い成績をとった時の罰が尻を叩くということだったら、点数が悪くなれば尻を叩かれる、いい点を取れば尻を叩かれなくてすむということになります。
しかし遊ぶ時間を短くして、勉強を見てあげることに時間をさくことによって、遊びよりも勉強のほうが大切なんだということを教えることができます。
罰は支配と報復から発していますが、躾は信頼、着実性、進歩からスタートをします。
躾があってこそ罰則が役に立つことになります。
ただし躾は親子関係に存在するものであり、その他の関係では成立がしない。
7:賄賂をおくる
賄賂を送ることも相手をコントロールすることになります。
前の2つに比べればマシな方ですが、支配することに焦点を置くことになります。
賄賂とご褒美はまったく違うものになります。
全てはどのような意図を持って行動するかということがポイントです。
ご褒美を与えることで良い行いができることを伝えることができます。
しかし、賄賂を使うことはメッセージを伝えることに使われてしまいます。
単にゴネることを止めてもらうためにやっている行為であるということを自覚してください。
理想をいえば賄賂は避けて通ることがベスト。
なぜならその行為でコミュニケーションが止まってしまいます。
相手が賄賂を送らないと何もしてくれないということは、相手があなたを理解しているわけではなく、賄賂自体が目当てになっているからです。
すでにその人との健全な人間関係は崩壊をしていることになります。
賄賂を送る代わりに妥協点を探すことになります。
交渉はお互いに合意することであり、相手の感情や行動も含まれています。
妥協点を探すには相手の意見をしっかり聞き尊重をすること。
この7つの習慣は共感性がありません。
共感はより良いコミュニケーションを築くことができます。
相手のいいたいことが理解することができ、それがどこから出てきたものかを理解することが出来れば、効果的なコミュニケーションを生むことができるようになります。
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