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努力☓才能☓時代の流れで作り上げる理想のキャリアに近づくための3つのポイント
誰もがはじめはサラリーマンだった
今や20代、30代という若さで年収が1000万円を超えて、社会で活躍している人が増えているという事実があります。
メディアで頻繁に取り上げられるような若手の起業家やNPO創業者も次々と登場しています。
大手企業を再建して、多額の報酬を手にする敏腕経営者、コンサルティングファーム経営者として活躍しながら、ビジネススクールの教授として世の中に啓蒙する人、外資系金融企業で20代のうちに5000万円を超える年収を得て、それを元手に社会貢献事業を起こす人、彼らの多くは自分が好きなことで高い収入を得ながら、社会にインパクトをもたらすことで人生を謳歌しているように見えます。
これは20年前までは考えられなかった大きな変化です。
以前の一般的なサラリーマンでしたら、企業の経営者として活躍できるのは50代、60代というのが常識でした。
それが今では若くして社会で活躍できる人たちがまったく珍しくない社会になりました。
しかも注目すべきは、いまこのように活躍しているのが20代、30代の人たちの多くが、もともとはサラリーマンだったということです。
また彼らは一念発起してハイリスクを背負ってチャレンジしたというわけではありません。
それではなぜ、彼らは普通の生活から抜けだして、素晴らしいキャリアで人生を謳歌できているのでしょうか。
そこにはこの20年ほどで大きく変わった社会の中で人生を変える何かがあるはずです。
努力と才能と戦略がそこにはあった
私も十数年にわたって、転職を検討するキャリア設計を支援しています。
外資系企業のエグゼクティブクラス、国内企業のエグゼクティブなどから、新規事業部長、技術部長、工場長などいろいろなホワイトカラーを中心に
キャリアチェンジを支援をしてきた人は1000人以上にのぼります。
このように話をすると、私が優秀な人達ばかりを支援しているのではないかと思われるかもしれません。
ですが、決してそうではありません。
今では大手企業、外資系のエグゼクティブクラスで素晴らしいキャリアを築いている人も、転身前は一般的な企業に勤めるごく普通のサラリーマンでした。
彼らも普通の家庭にうまれて、まじめに勉強して大学に入り、新卒の時には一般的な日系企業に就職した人たちです。
特別な資格を持っているわけでもなく、業界を驚かせるような高い実績を上げたというわけではありません。
私が5年前に転職支援をした30代後半の起業家の人とサシめしをする機会があり、その時にこのような話をしてくれました。
「5年前に思いきって、相談したことで私の人生が変わりました。営業経験しかなかった自分でも、キャリア戦略をうまく組めば、こうやって夢を実現することができるんです」
この彼は今や起業家として投資ファンドから注目をあつめる存在になっています。
しかしこの彼ももともとは一般的な企業に勤めるごく普通のサラリーマンでした。
ご自身の夢を実現するため、起業家として必要な経験とスキルを積めるように上手にキャリアを設計することで、無理なく現在のポジションを築いてくられたのです。
いまは社会で活躍している彼らが人生を飛躍させるカギ、それは、「キャリア戦略」にありました。
年収が倍増して、権限も大きくなった男
40才の男性が大手事業会社の新規事業開発部長へ転職した時の話。
このようなケースは稀であり、マグロ漁の確率と同じぐらいのケースです。
実際には手当等を含めると年収が倍増したというケースになります。
この人がどのようにしてキャリアを手に入れることができたのでしょうか。
彼は新卒で日系企業の大手に入社をして、総合職として活躍していました。
同期入社が何百人といる中で切磋琢磨をしていましたが、数年後に経営企画やマーケティングに興味を持つようになりました。
そして、社内の先輩、人事に相談をしたところ、幹部になる確率は1%以下、そのポジションを手に入れるまでには社内政治で勝ち続けることが求められ、場合によっては島流しになってしまうこともあることに気づきました。
そして、33歳を迎える年に、転職の相談にやってきたのが、知り合うキッカケでした。
そこで一緒にキャリアを設計して、夢を実現するためのキャリアの一歩を踏み出しました。
彼が成功した理由とは?
まず、最初に外資系企業に入社をして、大手企業の戦略立案や海外マーケティングなど、新規事業候補になる仕事を中心にいろいろな経験を積むことになりました。
コンサルタントとして仕事にはなれるまで時間がかかりましたが、36歳になるときマネージャーへ昇進しました。
そして、豊富なマーケティング経験と高いリーダーシップを買われた彼は、
誰もが知っている外資系企業のマーケティング部長として、38歳の時にヘッドハンティングで転職します。
38歳で部長になるのは、異例の速さで昇進をしていくことになります。
彼は特別な資格や人脈をもっていたわけでなく、特に高い実績を上げたわけでもありませんでした。
他人がマネできないような「特別なこと」はありませんでした。
彼が成功した理由は、自分の目指すゴールをしっかりと見て、自分がおかれている位置をしっかりと見ることができたからです。
現状を分析することができたからです。
そして目の前にあることを徹底してやってきたことです。
キャリアの階段をのぼる
彼のキャリア設計で重要なポイントとなったのは、最初からマーケティングや経営企画を目指さないという選択でした。
日系企業の場合、営業から若手を抜擢することはほとんどありません。
しかし、いきなりゴールを目指すのが難しい場合には、中間地点となるキャリアの階段をつくってから、ゴールを目指すことができるかどうかです。
そこからもう一段上に上がっていくことがイメージできれば、その実現可能性は飛躍的に高くなります。
コンサルタント業界であれば若手を対象に、未経験でも採用している会社が多くあります。
そこでまずはコンサルタントファームに転職をしたあと、
戦略立案やマーケティングに関する業界経験を積もうという選択肢が見えてきます。
いったん、このような業務経験を積むことができれば、事業会社の経営企画やマーケティング部門で、即戦力の経験者人材として扱われます。
そうすると、入社できるチャンスが一気に高くなります。
一見すると寄り道のように見えますが、コンサルティングファームにいくことは、彼に取っては事業会社での経営幹部にいたるための手段と方法だったのです。
自分の未来を自分でデザイン
転職活動の際には一般的に自分が就きたい仕事や入りたい会社へ応募をすることを考えがちです。
しかし、自分の経歴やスキルでは、志望の仕事につけないということも珍しくありません。
そうなると自分はその仕事につくことができないんだということで諦めてしまう人が9割います。
ところが、キャリアの階段を挟むことによって、自分が目指す仕事につけるチャンスが多いということに気づいていないんです。
人材紹介会社にいっても、キャリアカウンセリングといいながら、紹介できる案件があるかどうかで、呼びこむ会社が増えています。
キャリアコンサルタントという肩書なのに、何も知らない人が9割いるということ。
人をメシの種と思っている紹介会社がほとんどだということ。
営利会社ですから、当たり前ですが、本質を見失った会社がほとんど。
インターネットの書き込みをみると特にそういう会社が増えたと感じます。
目先のことだけにとらわれないようにして、自分自身でゴールに至るためのルートをデザインすることが必要になります。
「夢は諦めていないけど、現実をみると周囲の反対があったり…」とか、「いや〜家族を説得することができないので…」という嫁ブロックが出てきたりすることもあります。
いきなりゴールを目指してその職種につくと、経験値がないため年収が激減して、失敗することがありますし、苦労をすることもよくあり、転職を繰り返してしまいます。
しかしキャリアの階段を挟んで、ゴールを目指すことによって、ハイリスクローリターンの道のりが、ローリスクハイリターンのキャリアに変わります。
ビジネスエリートの皆さんも、キャリア戦略を独自に実践をしてきたことによって、安全に確実にいまのポジションを獲ってきました。
工夫次第で安全、着実に好きなことで、高収入を得ながら、社会にインパクトをもたらすという生き方をつかみとることができるのです。
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