知らないとヤバイ!?スカウトメールからの転職事情
スカウトメールが来たから人気者ではない!?
最近増えている相談の1つがスカウトメールでメールボックスが占拠されているということです。
この背景にあるのは日本が独自に抱えている、労働人口の減少に伴う人手不足が影響をしています。
シルバー民主主義といわれているように、団塊の世代が退職してから、どんどん労働人口が減少をしています。
ボーナス支給後、年度替わりなどに退職者が増えることもあります。
組織は常に新陳代謝を繰り返していくわけですから、離職率が0%ということはほぼありません。
スカウトメールは企業側の手間を省き、効率を上げるための手段であるということに気づいてほしい。
いろいろなことを経験している場合、検索軸が広くなるため、スカウトメールを送りやすくなる。
逆に経験が少ないということになると検索軸が絞られるため、スカウトメールが送られてこないということもある。
また、転職回数で検索をする企業もあったり、年齢で検索をする企業などがあるので、スカウトメールが来る人、来ない人と別れていくことになる。
よって、スカウトメールが来るということが人気者である、市場が求めている人ということでありません。
スカウトメールで効率化を図るのが目的
求人広告を転職サイトに掲載をすると、大手企業や有名企業は人が集まる傾向があり、書類選考だけで時間がかかってしまう。
逆に中小企業やベンチャー企業の場合には、応募数がない可能性があるのと、大手企業や有名企業と競合になったときにインパクトが弱くなってしまう。
スカウトメールで知ってもらうことはもちろんですが、いろいろな特典を付けているケースとそうでないケースでは大きく応募率が変わります。
書類選考免除、前職給与保証、いきなり社長面接など、応募者にとってメリットがある場合については、応募率が高い傾向がある。
長蛇の列に並ぶことなく、ファストパスであったり、年収が下がらないということが保証をされているのであれば、特に魅力的に見えてくる。
普通のスカウトメールが10%前後であるに対して、応募者にとってのメリットがある場合は3倍程度上がる傾向にある。
普通のスカウトメールでは返信をしたくない理由としてあるのが、何を言っているのかわからない、何を伝えたいのかわからないということも多い。
求人票と会社の宣伝を送ればいいと思っていますが、共感と等身大のマーケの観点からすると、それじゃ~10%以下の返信率になってしまう。
その人となりがわかる内容であったり、スカウトメールを送った理由がはっきりと明確に描かれていたら応募をすることが容易になる。
意外な企業からスカウトが来ることも!?
スカウト型は自分から企業を選ぶわけではないので、自分で探しているだけでは見つからないような会社から声をかけてもらうこともあります。
比率でいうと、世の中の企業の99.7%が中小企業に当てはまります。
たとえば新興のベンチャー企業など、たとえ魅力があっても世の中にまだ知られていない企業がいっぱいあるわけです。
そのなかから自分に合ったところを探そうとしても、情報がないので迷ってしまいます。
そのようなときに向こうから声をかけてくれるというのは、求職者にとってもメリットだといえるでしょう。
あまり中途採用ををしていない企業からスカウトメールが届くこともあります。
転職の波が落ち着いた4月から夏のボーナス時期までの短期間ですが、新卒を採用しても人員不足という時に、出てくるレア案件もあるので、転職サイトには常に登録をしておくことをオススメします。
SNSからの採用も活発化している
転職サイトでのスカウトメールだけでなく、SNSからのスカウトも本格化しているのが現状です。
Twitterは拡散型のため、ホームページのアドレスを貼ってからtweetをしていたり、linked inではその人の経歴を見ることもできますし、実名制のため企業人事からのDMであったり、エージェントからDMが来たりすることが増えている。
FacebookについてはクローズのSNSであるため、本当に会ったことがあって親睦がないとなかなか広がっていくことはない。
リファラル採用をするとしたらFacebookかもしれませんが、Twitterやlinked inの採用も増えているため、見るだけのROM専から、アクティブなアカウントに変えておくこともオススメします。